思い描いた理想を実現するため、 たぐり寄せた出会いから生まれた家

　リビングに足を踏み入れると、吹き抜けまで一面に造作されたクライミングウォールに目を奪われる。ふと階上に目をやると、階段に平行したすべり台まである。まるで少年の夢をかたちにしたかのような、楽しい工夫にあふれたS邸。Sさんは「子どもたちにとって遊べる楽しい家にしたい、という思いは当初からありました。ただ、この理想をかたちにしてくれるビルダーさんとなかなか出会えなくて……。展示場を見るために、東北中を回ったんじゃないかというほど。最終的に、地元の近くで太田工業さんに出会うことができて、『こんな近くに理想のビルダーさんがいたんだ！』と驚きました」と家づくりを振り返る。
　「太田工業さんと出会えてから、家づくりで私が苦労したことはほとんどありません。どのビルダーに行っても、『できません』とか『それは追加料金ですね』と言われてきましたが、太田工業さんに理想を伝えたら『ああ、それならこうすればできそうですね。なんとかやってみます』とこともなげにおっしゃって、なんて頼もしいんだろうと。ビルダー選びは難航しましたが、家を建てるときは絶対妥協するべきではないとの思いがありました。出会えてよかったです」とSさん。住んでみての感想は「冬の暖かさ、夏の涼しさにはおどろきました。光熱費が平均して毎月5000円程度なんです。性能の高さを実感しています」と話す。
　ハワイ在住歴があるというSさんらしく、ヤシの木やモンステラなどの観葉植物や、プルメリアやハイビスカスなど、ハワイを彷彿とさせるアイテムが数多く配置されている。現地で購入してきたというインテリアも多い。「建材の一つ一つに自分らしさを出すことは重視しました。細かいことにもすべて対応してもらって、理想通りの空間ができたことに大満足」と語るSさんの表情に、家づくりを存分に楽しんだ様子が感じられる。