アメリカンダイナー風の平屋で 愛犬との暮らしを楽しむ

　愛犬と暮らすことを前提として設計されたＳ邸。保護犬ボランティアとして多くの犬と関わってきたＳさん夫妻は、家づくりに踏み切った理由を次のように話す。「ペット可の賃貸物件がなかなか見つからなくて。愛犬と暮らせることが住まいに求める大前提だったので、条件に合う賃貸が見つからないなら家を建てようということになり、今に至ります」。元気に走り回る愛犬を愛でながら夫婦でほほ笑む。
　「アメリカンダイナー風の住まいで愛犬と暮らしたい、というご要望に合ったプランをご提案しました」と話すのはインデュアホーム能代の大熊さん。「小さなお子さんやワンちゃんが安全に過ごせるように、床は滑りにくくやわらかなクッションフロアを採用しました。チェッカー柄はSさんご夫妻の当初からのご希望です。ターコイズブルーのクロスも印象的でポップなLDKになりました」と話す。
　リビングには可動式の飾り棚が造作され、夫婦でコレクションしているアメリカンキャラクターのグッズが並んでいる。「好きなものに囲まれて過ごす時間が何よりうれしい」と妻のAさんは満足そうな表情を浮かべる。
　家の中心に設けられたファミリークローゼットは、洋室と寝室をつなぐ裏動線としても機能するため、回遊性の高い間取りとなっている。ランドリースペースへの動線も短く、衣類の収納もしやすい。「広々とした場所で家事がしたかったので、ランドリースペースは広めにとってもらいました。24時間換気システムのおかげもあってか、洗濯物の乾きも速いです」とAさん。「エアコン連動型空調システムが、家全体の温度や湿度を快適に保ち、クリーンな空気を循環させています。高気密・高断熱性能と相まって、夏は涼しく冬は暖かい住まいとなっています」と大熊さんは胸を張る。
　今後はDIYで外構を整えるのが楽しみだと話すSさん。夫婦お気に入りのアメリカンテイストあふれる住まいは、愛犬との日々を楽しむ豊かな場となっていく。