オープンな間取りで 子どもの成長を見守る家

　吹き抜けのあるLDKがコンパクトながらも広さを感じるT邸。スキップフロアの上にある窓からはたっぷりと日差しが降り注ぐ。白と木目のナチュラルな雰囲気が柔らかな表情を見せている。
　マンションの契約期間終了をきっかけに家を建てようと考えていたTさんは、SNSでビルダー探しをしていた。自分の好きなテイストに近いと思っていたビルダーが櫻田建設だったが、偶然にも勤務先の知人の関係でビルダーさんとつながり、トントンと新居の建築の話が進んだという。
「廊下や扉で空間を区切ると、まだ小さい子どもがどこで何をしているか分からないから、一緒の空間で子どもの動きが見えるようにしたかった」とTさん。ワンフロアでの暮らしは生活動線を見えやすくするというメリットだけでなく暖かさももたらした。「家じゅうどこにいても暖かくて快適です」と笑顔を見せる。
　Tさんのビルダーへの要望は２つ。一つは、LDKにスキップフロアを設けること、そしてもうひとつが大容量の収納スペースだ。スキップフロアの下にはヌックとして使える空間をしつらえた。子どもが小さいときは遊んでいる様子をキッチンで作業をしながら見守ることができる。ヌックの上のスキップフロアは成長するにつれて勉強するスペースとしても活用ができるなど、さまざまな用途に使えると感じている。ウォークインクローゼットとシュークローゼットは、たっぷりと取ることで生活空間はすっきりと片付いた状態をキープしやすいという。
　生活を始めてまだ2か月。しかし、忙しい朝も子どもの様子を見守りながら家事ができるので、バタバタしないで過ごせると話すTさん。「これから新居で子どもとどんな風にすごそうか」それを考えるのが楽しみだと微笑んで話してくれた。