WORKS JUU掲載の施工事例

CASE333 小坂ハウス工業 / M邸

アレンジ自在のセミオーダーで 暮らしやすさと性能を両立した住まい

 実家で3世代同居をしてきたMさん夫妻。子どもの独立と実家の老朽化に伴い、新築を決めたという。42坪と敷地が決まっていたため「コンパクトながら自分たちの納得いく家づくりをしたかったので、相談しやすい営業担当や自社大工さんがいるビルダーに」と選んだのが、旧知であり地元・秋田に根差したビルダーである小坂ハウス工業だった。 
 Mさんたちは同社のラインナップのうち、コンパクトな高性能住宅「Life Box」を気に入り、「長方形の総2階+玄関」の仕様をもとに、内部を自分たちに合わせた間取りにアレンジした。営業の高橋さんはMさんたちとの対話を重視し、要望と2人の暮らし方を聞き取ったうえで幾度にもわたりプランを提案。打ち合わせを重ねて細かいところを詰めていった。特に大切にしたのは内装の配色だったという。「赤みのあるダーク系」と基本カラーを決め、階段の踏み板や造作棚の色をぴったり合わせた。おかげで室内は、棚板一枚まで統一感のある仕上がりになっている。
 1階はあえてパントリーを半開放にするなどスペースを広く感じられる工夫がなされている。LDKの中心になっているのは、ライブキッチンを意識したアイランドキッチン。妻のSさんは「これまでは壁付けのキッチンだったので、新築するならテレビを見たり家族と会話したりできる対面式にしたかったんです」と話す。キッチン背面は基本カラーと合わせたスギ板張りに。「おかげで私もキッチンに立つ機会が増え、夫婦で食事づくりを楽しんでいます」とMさんは笑顔で口を揃えた。
 新しい家で暮らすことで来客が増えた。多いときで10人以上集まったこともあるとか。「老後を見据えながら夫婦ともに走り続けていきたい。家がそのモチベーションになります」と、Mさんらは今後の暮らしに期待を膨らませている。

DATA
床材複合(合板)フローリング
内壁材ビニールクロス
屋根材ガルバリウム鋼板
外壁材ガルバリウム鋼板

設計・施工 / 株式会社小坂ハウス工業 | 竣工 / 2022/3 | 構造・工法・規模 / 木造軸組工法・2階建 | 敷地面積 / 139.56㎡(42.13坪) | 床面積 / 96.05㎡(29.0坪)/ 1階 52.17㎡(15.75坪)2階 43.88㎡(13.25坪)

暖房設備 / ファンコンベクター、床暖房(ガス)| 給湯設備 / エコワン(ガス)| バス / タカラスタンダード リラクシア | トイレ / 1階 Panasonic アラウーノ、2階 タカラスタンダード ティモニ | キッチン / タカラスタンダード オフェリア | 調理設備 / ガス | 窓仕様 / 樹脂サッシLow-Eペアガラス | 断熱材 / 吹付ウレタン | 換気システム / 第3種換気

建築総工費 / 2,200万円台
坪単価 / 65~70万円