家族の願いを詰め込んだ 子どもが健やかに育つ家

Yさん夫妻は家づくりを考えるようになってから話し合いを重ねて、理想のイメージを二人ですり合わせてきた。「自分たちらしい家をつくりたい」という思いが大きかったことからビルダー選定に時間をかけたという。「うちのスタイルはこうです、と型にはめるようなビルダーの提案には納得がいかなくて」とYさん。
　そんななか「どんな素材も使えますよ」と、初めから柔軟な姿勢だったのがドリームビルドだった。以前住んでいた賃貸アパートは冬の寒さが厳しく家の暖かさは必須条件だったが、同社の物件を見学して性能とコストのバランスが腑に落ちたという。「リビングは20帖取りたい」「玄関そばに独立した洗面スペース」「回遊できる動線」といった要望をすべて伝えた上で、設計を依頼。上がってきた図面を見て「思い描いていた希望が形になっている」と感動を覚えたとYさんは家づくりを振り返る。
　デザインと利便性の両方を徹底して追求したところにこの住宅の特徴はある。「賃貸より広くなるので、掃除や家事の手間をできるだけ省く工夫をしています」と妻のKさん。上下階でロボット掃除機を活用するために、建具類は天井までの吊り戸にして床面の段差をなくした。トイレは1階のみとして水回りを集約。高い位置の飾り棚は付けず手入れを容易にして、大容量の食洗機を導入するなどしている。配線などは目に触れないように設計時に配慮し、スイッチ類も自分たちの好みのものを厳選した。
　余裕の広さを求めたのには理由がある。友人と集まってBBQやホームパーティをしたり、親戚や友人に泊まってもらったりできる家にしたかったからだ。Yさんは「使い方に幅のあるマルチルームなども、私たちとしては譲れないポイントでした」と言う。その結果、子どもが自由に過ごせる広いスペースが生まれた。「周りを気にせず、子どもが走り回ったり遊んだりできているのが本当にうれしいです」とKさんも笑顔で同調していた。