地元密着型のビルダーとの二人三脚でできた、先々まで住み心地のいい家
「家を建てるなら三浦建築設計さんと決めていました」というSさんの仕事は建設業。いわばその道のプロが、施主として選んだのが、三浦建築設計だった。2年前に実家の建て替えを三浦建築設計に依頼。そのときの仕事ぶりがとても丁寧で、Sさんはその仕事ぶりに同業者ながら感心したのだという。
夫婦二人暮らしのS邸は、Sさんの趣味のフィギュアのための飾り棚がリビングの中心にあり、妻のKさんが大好きなディズニーシリーズの内装ドアや壁紙をあしらった書斎をつくるなど、夫婦それぞれの趣味や好きなものを存分に楽しめるようになっている。
さらに脱衣所だけで2坪、1階のトイレは0.7坪と通常に比べて広い造りになっているのは、「将来介護をしたり、介護をされたりする場合にも介助者がやりやすいように」との配慮から。Sさん自身、仕事柄たくさんの家を見てきて、最終的に介護のしやすさを生むスペース的なゆとりが、介護する側・される側双方にとっての負担をかなり減らすものであることを実感したのだという。「ずっと住む家だから、将来的な『住みやすさ』ということを考えて、この間取りに行き着きました(Sさん)」。つまり今好きなことを大切にしながら、将来にわたっての本当の住みやすさもきちんと考えられている家なのである。
また、地元密着型のビルダーである三浦建築設計は、雪の多い内陸部での家づくりという点でも多くの技術の蓄積がある。例えば、玄関土間のコートかけは室内に雪を持ち込まないための配慮である。こうしたちょっとした工夫も、毎日のこととなるとしみじみと「住みやすい」という実感につながっていくものである。土地の気候に合った設計は、変わることのない快適さに直結しているのである。
建設のプロである施主と、地域の暮らしに寄り添うビルダーの二人三脚でできあがった家は「思ったとおりの出来で、満足度は120%です」とSさんは満足げに語った。
DATA
床材 | フローリング、耐水フローリング(水回り) |
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壁材 | クロス |
窓仕様 | 樹脂サッシLow-Eペアガラス |
屋根材 | ガルバリウム鋼板 |
外壁材 | 金属サイディング |
Q値 | 1.1W/㎡K |
設計・施工 / 株式会社三浦建築設計 | 竣工 / 2015/4
構造・工法・規模 / 木造・軸組工法(FP工法)・2階建 | 敷地面積 / 274.21㎡(約83坪) | 床面積 / 197.63(約60坪) / 1階 136.36㎡(約41坪) / 2階 61.27㎡(約19坪)
暖房設備 / 蓄熱暖房機、エアコン | 給湯設備 / エコキュート | バス / Panasonic オフローラ | トイレ / Panasonic アラウーノ | キッチン / Panasonic ラクシーナ | 調理設備 / IH
建築総工費 / 3,100万円台
坪単価 / 50~55万円