WORKS JUU掲載の施工事例

CASE298 建築スタジオKivana / T邸

ロースタイルで叶える、 コンパクトで大きな暮らし

新聞をメインにビルダーの情報収集をしたという施主のTさん。
内覧会に出かけ、半年ほどかけて建築スタジオKivana で建てることを決めた。
決め手は、展示場の雰囲気の良さと、相談のしやすさだったという。
「どんな要望でも、まずは話してほしい」と、家づくりに寄り添ってくれる姿勢が心に響いた。
 Tさんの主な希望は、平屋、勾配天井、動線の良さ。「この辺りは風が強い地域なので、建物の2階部分は風で揺れやすい。
そのため、平屋にすることははじめから決めていました」。
勾配天井はかねてからの希望で、「天井が高く、室内が広く感じられるのでとても気に入っています。
開放感は抜群ですが、エアコン1台の全館暖房で十分暖かいです」とTさんは笑顔を見せる。
 洗面脱衣室からウォークインクローゼットへの動線の短さは、Tさんの希望が形になったもの。
「洗濯から収納までをあちこち行かずに済ませられるのは楽ですね。つくってもらったアイロン台も使いやすいです」。
造作のアイロン台は壁付けで折り畳みでき、空間を有効に使えるのも高ポイントだった。
 相談を重ねるなかで、キッチンは掃き出し窓に面して設け、ダイニングテーブルと横並びに配置することにした。
「外の眺めを楽しみながら家事や食事ができるようにしたらどうかとのご提案をいただき、そのようにお願いしました。
窓に面したキッチンは明るくて気持ちがいいですね」とTさん。キッチンの前は子ども部屋に通じる通路も兼ねており、
子どもとのコミュニケーションもとりやすい。リビングに面した和室には腰高窓があり、たっぷりと自然光が取り込める。
間仕切りの障子越しにやわらかな光が差し、リビングへの圧迫感を感じさせない。
「和室部分の天井はリビングより低めに設計することでスッキリした外観になるよう工夫しました」と代表で設計を担当する佐藤さんは言う。
「玄関から回遊できる間取りになっているので、忘れ物をしても取りに戻るのが億劫じゃなくなりました」と笑うTさん。
施主の生活動線に合った住まいの完成にうれしそうな様子を見せた。

DATA
床材無垢(カバ材)、その他
内壁材塗り壁(漆喰塗装)、
ビニールクロス
屋根材ガルバリウム鋼板、
木材(秋田杉 下見板張り)

設計・施工 / 建築スタジオKivana株式会社 | 竣工 / 2021/9 | 構造・工法・規模 / 木造軸組パネル工法・1階建 | 敷地面積 / 364.45㎡(110.11坪)| 床面積 / 130.63(39.47坪 ) インナーガレージ 40.58㎡(12.26坪)ウッドデッキ 5.59㎡(1.69坪)

暖房設備 / エアコン(電気)| 給湯設備 / エコフィール( 灯油)| バス / TOTO サザナ | トイレ / TOTO GG3 | キッチン / TOTO ミッテ | 調理設備 / IH | 窓仕様 / 樹脂サッシLow-E ペアガラス | 断熱材 / フェノールフォーム | 換気システム / 第1種換気 | UA値╱0.4W/㎡ K | C値╱0.4㎠/㎡

建築総工費 / 2,400万円台
坪単価 / 60~65万円