WORKS JUU掲載の施工事例

CASE293 凛粹憙 / S邸

家族の息づかいを感じる コンパクトな平屋暮らし

「きれいで、優しい雰囲気がよかった」というのが、JUUで凛粹憙の住宅を見たときのSさん夫妻の印象だった。
凛粹憙は、長く暮らす家だからこそ、家族の成長や住まい方の変化を受け止める「丈夫でシンプルな家」を提唱する。
無理のない予算の範囲で高性能な家づくりを進めることをモットーとしている。実際に代表の吉田さんと会った際も
「とても話しやすかったし、凛粹憙の住宅で生活するイメージを描けた」といい、Sさんらのビルダー選びにはほとんど迷いがなかったという。
 Sさんたちの要望は「夫婦にそれぞれ1部屋と子ども部屋の計3室」と「ピアノが置ける予備室」という、大きく2点のみ。
同社のデザイン力に魅力を感じていたため、間取りや内装についても吉田さんに一任することにした。
それに対して、吉田さんはSさん一家の住まい方や暮らしについて詳しい聞き取りを行い、
将来のライフプランも考慮に入れたプランづくりを行った。
「建築後のメンテナンスやお子さんの教育にも資金が必要。ある程度余裕を持たせた計画が大切です」と、吉田さんは強調する。
こうしてできた提案が「リビングがそれぞれの個室とつながる平屋」だった。
 凛粹憙らしいシンプルなデザインを基本とし、家族一人ひとりのイメージや色の好みに合わせて個室の内装を決めていった。
暮らしの中心になるLDKには、アイランド型のキッチンと見せる収納を設置。これから子どもがリビングで学習することなどを見越して、
照明も充分な明るさを確保した。向きと位置を自在に変えられるレール付きの照明を採用したのも同じ理由だ。
 「家族それぞれの雰囲気に合った内装にしてもらってうれしかったし、居心地もいいです」と、妻のMさんは個室を気に入っている。
家族が隣り合わせで互いの息づかいを感じられ、個室のドアを開ければそこは開放的な共有スペースだ。
普段の暮らしがひとつながりになっている平屋のメリットが、最大限に生かされている。

DATA
床材複合(合板)フローリング
内壁材ビニールクロス
屋根材ガルバリウム鋼板
外壁材窯業系サイディング

設計・施工 / 株式会社 凛粹憙 | 竣工 / 021/3 | 構造・工法・規模 / 木造軸組工法・1階建 | 敷地面積 / 316.00㎡(95.59坪) | 床面積 / 87.65㎡(25.51坪)1階 87.65㎡(25.51坪)

暖房設備 / ファンヒーター(灯油) | 給湯設備 / エコフィール(灯油) | バス / タカラスタンダード ミーナ | トイレ / LIXIL LV | キッチン / タカラスタンダード リフィット | 調理設備 / ガス | 窓仕様 / 樹脂サッシLow-Eペアガラス | 断熱材 / 吹付ウレタン | 換気システム / 第3種換気

建築総工費 / 1,600万円台
坪単価 / 55~60万円