WORKS JUU掲載の施工事例

CASE287 扇建設 / K邸

四世帯生活へのシフトも可能 人が集まりやすく暖かな住まい

隣接する実家の敷地内に新居を構えたKさん夫婦。いずれは、妻のMさんの両親・祖母とともに四世帯での暮らしを考えている。
「おうぎはうすで家を建てようと決めたのは、実家のリフォーム時の対応が丁寧だったから。
造作の棚を見て感動したのを覚えています」とMさん。
さまざまな内覧会に足を運び、家を建てた友人の経験談やインターネットからの情報などでイメージを膨らませたうえで、
やはりおうぎはうすでと家づくりをスタートさせた。
 「家族や友人など来客が多いので、人が集まりやすい場にしたい」という夫婦の希望は、LDKと和室をL字型の続き間にすることで実現。
和室は吊り戸で間仕切りすることができ、個室にすることも可能になっている。
「将来的に祖母の部屋にすることも想定していますが、普段は子どもがごろ寝しながらのんびりしています。
キッチンへの動線も短く、ここで宴会もする予定です」とMさん。秋田県内でも雪深い地域にありながら、
床下エアコン1台での全館暖房で、室内は薄着で過ごせるほど暖かい。「床下エアコンは脱衣室に設置されています。
洗濯物を干しても乾きやすく、LDKから見えにくい場所にあるのもいいですね」。
 脱衣室と分離した独立洗面台にすることで、家族のプライバシーにも配慮。
子どもが顔を洗っている横で身支度を整えながらコミュニケーションが取れる広い洗面台は、朝の支度もスムーズでMさんのお気に入りだ。
 夏はキャンプ、冬はウインタースポーツを楽しむKさん一家。思い立ったらすぐ出かけられるようにと、
広めに設けたシューズクロークの一角にアウトドアグッズ専用の収納スペースを確保した。
「必要な物をすぐに出し入れできるようにアウトドア専用の棚を海外から取り寄せているところです。
今後、ガンガン使っていきたいです」とKさん。
 Mさんの両親からは、家づくりの先輩としてちょっとしたアドバイスもあったそう。
「コンセントは多くあったほうが便利なこと、急な来客時に室内が見えないよう、玄関とリビングの間に戸があるといいことなど、
自分たちが気づかない点をアドバイスしてもらいました」。
 新居に人が集まり、遠慮なく楽しめる日が来るのが待ち遠しいと、夫婦で笑顔を見せた。

DATA
床材無垢(秋田杉)
内壁材ビニールクロス
屋根材ガルバリウム鋼板
外壁材窯業系サイディング

設計・施工/ 扇建設株式会社 | 竣工 / 2021/12 | 構造・工法・規模 / 木造軸組工法・2階建 | 敷地面積 / 345.73㎡(104.58坪) | 床面積 / 127.51㎡(38.57坪) / 1階 66.24㎡(20.03坪)2階 61.27㎡(18.53坪)

暖房設備 / ヒートポンプエアコン(電気) | 給湯設備 / エコキュート(電気) | バス / Panasonic オフローラ | トイレ / LIXIL アメージュV | キッチン / タカラ リフィット | 調理設備 / IH | 窓仕様 / | 樹脂サッシLow-Eペアガラス | 断熱材 / グラスウール | 換気システム / 第3種換気 | Q値╱0.39W/㎡K | C値╱0.27㎠/㎡

建築総工費 / 2,200万円台
坪単価 / 55~60万円