ナチュラルカラーの住まいを 自分たちらしい暮らしで彩る家

　白い壁とホワイトアッシュ系のフローリングを全室に採用したK邸。北欧風の住まいを希望していたKさん夫妻にとって、白やグレーといったナチュラルカラーでインテリアを統一することは自然な流れだったという。白を背景に家族の写真や観葉植物、ドライフラワーなど暮らしを彩るインテリアがよく映える。
　料理好きだという妻のAさんの希望で、アイランドキッチンを採用。キッチンを起点にダイニング、スタディコーナーを一直線にまとめ、1階全体が見渡せるようになっている。「小さな子どももいるので、私ができるだけ大好きなキッチンにいられるようにレイアウトにはこだわりました」とAさんは話す。
　どこを見渡してもスッキリとした印象のK邸。ポイントは玄関から最も近い位置に家族共用のウォークインクローゼットにあるのかもしれない。帰宅したらランドセルやコートなどは一旦ここへ置くというルールにより、室内がすっきりと片付いて
いるように見える。また、LDKの壁側にレイアウトされたキッチン収納からスタディコーナーには、造作の収納がたっぷり設置されており、子どもたちの勉強道具から家族みんなの生活用品などが収まっている。収納場所をきっちり決めて、分量はたっぷり取り、空間は広々と使いながらインテリアを美しく彩る。このメリハリのある使い方をプランニングの時点でKさん夫妻が明確にイメージできていたことが、その後の使い勝手の良さやすっきりと暮らせるライフスタイルをスムーズに形成する一助となったような印象だ。
「設計の菅原さんが私たちの話すイメージを汲み取って何度もプランを書いてくださったんです」とKさん。社内に一級建築士がいる秋田ホームだけに、プランニングの変更にも臨機応変で、要望を反映するスピード感も早いとKさん夫妻は実感したという。「おかげで楽しく安心して家づくりができました」と微笑むAさん。K邸はこれからよりいっそう、家族の思い出とともにいっそう美しく彩られていくことだろう。