土間リビングを活用 都会の居酒屋風になる家
玄関の土間は広く取られ、仕切りがなくリビングとつながっているS邸。積和の木の家の特徴である土間リビングを採用した家だ。
結婚を機に家を建てようと決めたSさん夫妻は、Sさんの友人だった積和建設東北の及川さんに相談し、積和の木の家「パルタージュ」の提案を受けた。Sさんは「他にも検討していたビルダーはあったのですが、シンプルで合理的なプランのなかに、家族のくつろぎの場として活用できる土間リビングがあると及川さんから説明を受けました。聞けば共働きをコンセプトにした住宅のパッケージで、間取りも比較的自由だ、と。この家なら私たちが家でやりたいことが実現できるのではないかと思いました」と話す。こうしてSさん夫妻の家づくりが始まった。
家づくりは妻のTさんが中心になって進めていった。清潔感のある白とダークトーンでまとめられた室内は、全体的に落ち着いた雰囲気に仕上がっている。Tさんは「中東のホテルのような雰囲気にしたいと思いました。イメージ通りの家が完成してとてもうれしいです」と話す。
土間と小上がりの間の天井に据え付けられた黒のアイアンバーには理由がある。「ここに都会の居酒屋にあるようなビニールカーテンをつける予定です。結婚前に、夫と東京の吉祥寺にあるハモニカ横丁に遊びに行ったときに、とても楽しかったことが思い出に残っていて。家でその様子を再現したら、楽しく過ごせるかなと思いました」とTさん。Sさんも「かっこいい家ができました」と満足げな様子。遊び心あふれる家でのこれからの暮らしに、夢は膨らんでいく。
DATA
床材 | 無垢(パイン)、 クッションフロア |
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内壁材 | ビニールクロス |
屋根材 | ガルバリウム鋼板 |
外壁材 | 窯業系サイディング、 ガルバリウム鋼板 |
●設計・施工/積和建設東北株式会社 ●竣工/2019/9 ●構造・工法/木造軸組工法 ●規模/2階建 ●敷地面積/181.89㎡(55.02坪) ●床面積(総)/105.98㎡(32.05坪) 1階 52.99㎡(16.02坪) 2階 52.99㎡(16.02坪)
●暖房の種類/ヒートポンプエアコン(電気) ●給湯の種類/エコキュート(電気) ●バス/積水ホームテクノ ルーミー1616 ●トイレ/TOTO GG ●キッチン/クリナップ ラクエラ ●調理器具/IH ●窓仕様(主なもの)/樹脂サッシLow-Eトリプルガラス ●断熱材/グラスウール ●換気システム/第1種換気 ●太陽光発電設備/5kW
建築総工費 / 1,800万円台
坪単価 / 55~60万円
太陽光発電設備費用 / 173万円