WORKS JUU掲載の施工事例

CASE201 大建 / K邸

薪ストーブのある木の家で 里山の風景を楽しむ

 もともとKさんの生家を住まいとしていた夫妻。「自分が生まれ育った家で、もちろん愛着がありましたが、築年数が経過して古くなってきたこと、家族が増えたこともあり、同じ敷地での建て替えを決意しました」とKさんは話す。
 ビルダーを探していたとき、JUUを読んで木をテーマに家づくりをしている大建に惹かれたKさん。妻のTさんは「展示場に見学に行ったところ、木の香りが良くて、落ち着くところが気に入りました。無垢の木は肌触りもいいので、木をふんだんに使う大建さんの建てる家なら快適に過ごせると思いました」と語る。それからは大建に絞って展示場や内覧会を訪れ、家づくりについての知識を深めていった。
 リビングの薪ストーブはKさんの希望で設置した。「薪ストーブのほうが、部屋が暖まるだろうと思いました。何より火を見ていると落ち着きます。長男がまだ幼いので危ないかなとも思いましたが、小さいころから火の取り扱いを教えていくことも大切かなと思って」と導入に至った経緯を語った。
 リビングとダイニングからは里山の風景が一望できるK邸。「以前は小屋に遮られ気づきませんでしたが、建て替えにあたり、大建の高橋さんが自宅裏から見える景色の素晴らしさを指摘してくださり、それを生かしたプランを提案してもらいました。とても満足しています」とKさん。
 Kさんが家づくりで重視したのは、将来同居する予定の両親と、2人の子どものためのスペースを確保すること。Tさんは「長女と長男が10歳離れているので、個室を必要とする時期がずれていることを考えると、子ども部屋は一つでもいいと高橋さんからアドバイスを受けました。今は、長女が子ども部屋を使い、長男はその上に作ったロフトを遊び場にしています」と話す。将来の家族構成の変化に対応した、長く住み続けられる住まいを手に入れたKさん夫妻。家族の時間を大切にしながら、住み慣れた場所での新たな生活を楽しんでいる。

DATA
床材無垢(アカマツ)
内壁材珪藻土クロス
屋根材ガルバリウム鋼板
外壁材窯業系サイディング、木材(スギ)

●設計・施工/有限会社大建 ●竣工/2019/7 ●構造・工法/木造在来軸組工法 ●規模/2階建 ●敷地面積/359.85㎡(108坪) ●床面積(総)/115.93㎡(35坪) 1階 79.08㎡(23.87坪) 2階 36.85㎡(11.13坪) ウッドデッキ 4.97㎡(1.5坪)

●暖房の種類/エアコン(電気)、薪ストーブ(ドブレ760WD) ●給湯の種類/灯油 ●バス/TOTO シンラ HKシリーズ ●トイレ/1階 TOTO ネオレスト、2階 TOTO GG-J ●キッチン/タカラ グランディア ●調理器具/IH ●窓仕様(主なもの)/樹脂サッシLow-Eペアガラス ●断熱材/硬質発泡ウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム ●換気システム/第3種換気

建築総工費 / 2,400万円台
坪単価 / 70~75万円