WORKS JUU掲載の施工事例

CASE197 建築工房Answer / O邸

暮らしてから気付く 設計者の先回り

 子どもが生まれ、「子どもがのびのび育つ環境を」と家づくりを考えはじめたOさん夫妻。アンサーとの出会いは内覧会だったそうだ。「アンサーさんの名前は知っていましたが、見たのははじめて。木や自然素材をふんだんに使っているところや、洗面所の造作がいいなって思いました」と妻のHさん。その時に、販売をはじめたばかりのモデルハウス「森休みの家」の資料をもらい、実際に見てみたいと思ったそうだ。
 「アンサーは注文住宅の会社だとわかっていたので、当時は、土地探しからはじめて、希望を伝えて、プランを書いてもらってという家づくりを考えていた」というOさん。
「森休みの家」を見学したとき、それまで漠然と持っていた希望以上の住まいがそこにあって、そこでの暮らしを想像したら、「森休みの家」が頭から離れなくっていったそうだ。
 「潜在的な希望が既に目の前で満たされていて、畳スペースの作り方など、家づくりのプロならではのアイデアがあって。立地や間取り、素材やデザイン、予算、こんな物件に出会う機会はもうない」と思って購入を決めたそうだ。
 玄関の広いシューズクロークやファミリークローゼット、脱衣と別になった洗面、キッチンからフィッティングルームを通って洗面・脱衣につながる裏動線など、暮らして気付く使い勝手の良さに驚いています」とHさん。Oさんは、「森休みの家をわかった気になっていたが、軒が夏の日射を遮りながら、冬の日射は遮らないとか、2階の大窓から望む景色の切り取り方とか、こんなことまで先回りして考えてくれていたのかと驚いている」そうだ。
 夏は16帖もあるウッドデッキで毎週末夕食を楽しむという。「LDKと回遊できるウッドデッキはまさにリビングの一部。専用の流し台やアウトドア用品を収納できる小屋もあって気軽にバーベキューも楽しめる(Oさん)」そうだ。2階の大窓からは、春になると桜が望め、家族で畳に寝転がって花見を楽しんだという。「暮らしやすさだけではなく、暮らしの豊かさまで考えられていて、本当にこの家を購入して良かった」と夫妻で口を揃えた。

DATA
床材無垢(ヒッコリー)、磁器タイル
内壁材紙クロス(ルナファーザー)
屋根材ガルバリウム鋼板
外壁材塗り壁

●設計・施工/株式会社建築工房Answer ●竣工/2017/6 ●構造・工法/木造軸組パネル工法 ●規模/2階建 ●敷地面積/181.82㎡(55.00坪) ●床面積/129.18㎡(39.07坪) 1階 70.18㎡(21.22坪) 2階 59.00㎡(17.84坪) ウッドデッキ 27.16㎡(8.23坪)

●暖房の種類╱ファンコンベクター(ガス) ●給湯の種類╱エコジョーズ ●バス╱タカラスタンダード リラクシア ●トイレ╱1階 TOTO GG-J1、2階 TOTO GG-ZJ ●キッチン╱タカラスタンダード ●調理器具╱IH ●窓仕様(主なもの)╱木製サッシLow-Eトリプルガラス ●断熱材╱木質繊維ダブル断熱 ●換気システム╱第1種換気

建築総工費/2,600万円台
坪単価/50~55万円