自然に囲まれた自然素材の家で 開放的に暮らす

　大館市の郊外、山と川、田畑に囲まれたのどかな場所に佇むK邸。緑かがったガルバリウム鋼板と杉の外観が、周囲に馴染んでいる。室内からは、大開口を通して外の自然とつながり、広いウッドデッキに取り付けられたハンモックでは子どもたちが遊んでいる。一見して、Kさん夫妻が望んだ暮らしが住まいに表現されていることを理解できた。
　夫妻が家づくりを意識したのは2017年、次女を妊娠したことがきっかけだったという。「妻の祖父母が住んでいた土地ののどかなロケーションが気に入って（Kさん）」とこの土地での新築を決め、地元のビルダーを中心に見学したそうだ。プリウッド工務店はネットで見つけた。「ホームページがきれいで、その時点で本命でした」とKさん。比較のために、他のビルダーを先に見学して、最後にプリウッド工務店を見学したという。
　「仕様や素材、性能の話を聞いて、その回答が、自分たちがつくるものに自信を持っているからだということが理解できた（Kさん）」そうで、依頼を決めたという。「無垢材に漆喰の塗り壁という私たちの希望はプリウッド工務店に依頼した時点で叶っていたし、お願いしたのは間取りのことでした」と妻のYさん。将来のことも考えて、2階の部屋数は極力抑えて主寝室も1階に、家事動線を効率化するためにまとめた水回りの横に主寝室を配置した。「1階だけで暮らせる間取りをお願いした（Kさん）」そうだ。そして、2階の部屋数を抑えたことで、家自体の形は片流れに。最も天井が低くなっているリビングから吹き抜け、フリースペースを通じて全ての部屋がつながり、大開口でつながる外への広がりも手伝って開放的だ。
「ロケーションも含めて家づくりしてもらい、大満足。」とKさん。これからは、ガーデニングなど、ロケーションを活かした趣味を持ちたいそうで、Yさんは「2階に設けたフリースペースにソファを置いて読書をしたい」と、これからの暮らしを楽しみにしている様子だ。