1階ダイニングと2階リビング 大きな吹き抜けが家族と空間をつなぐ
北海道で暮らしていたSさん夫妻。その頃から家づくりを意識していたという。
転機は2016年。転職を機に、Sさんのふるさとである秋田に戻った。
「戻って数カ月はアパート暮らし。その後、借家に引っ越したものの寒くて(Sさん)」と家づくりを再開。 北海道で暮らしていたこともあって、何より「暖かい家」が希望だったという。「北海道にいるうちから建築の本、特に断熱性能に関する本を読んでいたのと、木や自然素材で建てたいという希望もあって、本でそうしたビルダーを探した」とSさん。JUUも参考にしてくれたそうだ。
鈴喜代に依頼するきっかけになったのはブログだったという。「鈴木社長のブログに子どもが出てきて、社長が同年代で同じく子育て中。性能やデザイン性、生活動線、何より、真面目に家づくりに取り組んでいる姿勢に好感が持てた(Sさん)」という。そうした事前知識もあって、はじめての打合せからすぐに鈴喜代に依頼。家づくりがはじまった。
「性能は申し分なかったので、安心して要望を伝えられた」とSさん。家族が必ず顔を合わせ、どこにいても気配を感じられるよう、1階と2階は大きな吹き抜けでつながり、リビング階段に。特徴的なのは、1階のダイニングキッチンと離れて配置された2階のリビングだ。「1階でご飯を食べて、風呂に入って、2階のリビングで寛ぐ。鈴木さんからの提案は、私たちの暮らし方にピッタリでした」と妻のMさん。Sさんも、「ダイニングとリビングを、空間としてはつながりながら階を分けたことで、より一層リビングがくつろぎの場になった」と家族の暮らしに馴染んでいる様子。子どもたちも 1階と2階を元気に遊びまわり、我が家を持った幸せを感じる日々だとう。 最後に、「我慢したところ」を聞いたところ、「家は、人生で一番長く過 ごす場所だから我慢できなかった(Sさん)」と満足げに語った。
DATA
床材 | 無垢(パイン) |
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内壁材 | 塗り壁(プラネットウォールフェザーフィール) |
屋根材 | ガルバリウム鋼板、屋根一体型太陽光発電エコテクノルーフ |
外壁材 | 吹付(ベルアート) |
UA値 | 0.25W/m²K |
C値 | 0.35cm²/m² |
ZEH |
●設計・施工 株式会社 鈴喜代 ●竣工 2018/4 ●構造・工法 木造軸組工法 ●規模 2階建 ●敷地面積 330.59m²(100.00坪) ●床面積(総)117.58m²(35.57坪) 1階 66.66m²(20.16坪) 2階 50.92m²(15.41坪)
●暖房の種類╱ヒートポンプエアコン、パネルヒーター(電気) ●給湯の種類╱エコキュート ●バス╱タカラ レラージュ ●トイレ╱LIXIL プレアスLS ●キッチン╱TOTO ザ・クラッソ ●調理器具╱IH ●窓仕様(主なもの)╱樹脂サッシ Low-Eトリプルガラス ●断熱材╱グラスウール ●換気システム╱第1種換気 ●太陽光発電設備╱7.80kW
建築総工費 / 2,700万円台
坪単価 / 75〜80万円
太陽光発電設備費用 / 237万円