光あふれる平屋で 庭との一体感を楽しむ

　変形の旗竿地という土地ながら、170坪近い広大な敷地を生かした平屋のK邸。窓からの景色が美しく見える土地を、と長い時間をかけて妻のFさんが探した土地だった。「大きな窓のある開放的な家を希望していました。せっかく窓を大きくするのならば、窓からの景色は美しいものがいい。かといって中心市街地からあまりに遠くなっても困る、と。それで出てきた土地がここでした（Fさん）」。
　庭と近い暮らしをしたいと思っていたというFさん。L字をベースに、書斎と和室を北西方向に伸ばした個性的なレイアウトは、Fさん自らが書いた図面がベースになっているそう。
　「気をつけたのは窓と庭のつながり、そして景観の切り取り方でした」とFさん。リビング、ダイニングから廊下が面する南側の庭と、玄関と書斎で囲まれた北側の坪庭の2箇所に庭があるうえ、可能な限り壁面を窓にしているので、どの時間帯も光がよく入る。また、場所によって眺める景色が大きく変わるので、窓からの景色が家で過ごす時間を表情豊かに彩っているような印象である。平屋で、しかも延べ床面積にして約67坪もあるK邸だけに生活動線をいかに効率よく取るかもポイントだった。水回りを寝室の隣にレイアウトしたこと、パントリーと車庫の動線を最短距離にしたことなどにより、家事動線をぐっと短く。反対に来客用の和室や子ども室など、メインの居室からの距離があっても差しつかえない部屋は端のほうにレイアウトされている。
　住宅も含め建築が好きというFさん。児玉建設の内覧会に足を運び、デザイン性の高さに心惹かれた。「土地も難易度の高い土地でしたし、私自身、要望が多いほうだと思いますが、一つ一つ誠実に対応してくださり、面倒見もとてもいい。児玉建設に依頼してよかったと思っています」と笑顔で語った。