思いを預けて、心地よい暮らしを重ねる 五感で選んだ木の住まい
結婚後まもなくスタートした家づくりでFさん夫妻が重視したのは、木の温もりと自然素材へのこだわりだった。「知人が『良かったら行ってみたら?』と進めてくれて知ったのがTree さんとの出会いでした」と妻のSさんはビルダーとの出会い
を振り返る。内覧会で実際の木の香りや質感、温もりあふれる空間に強く惹かれた。自然素材の心地よさを内覧会で実感したことが、家づくりの方向性を決定づける大きな原動力となったという。「私たちは木の家が好きなんだ、と気づきをもらえたのも、照井さんの設計した住まいを見学したからだったと思います」とFさんはビルダー選びを振り返る。
家づくりで最優先事項となったのが、2台分のインナーガレージとその上の階のピアノ室だった。「雨や雪を避けるほか、荷物が多い日の負担を減らしたいという思いからインナーガレージは必須だと思っていました」とFさん。また幼少期からピアノに親しんできたSさんはいずれ実家から思い入れのある自分のピアノを引き継ぐつもりでいたという。
「Fさん夫妻は暮らしのイメージが明確でした」と代表の照井さんは振り返る。一方、住宅の性能については当初は知識が乏しかったとFさんは振り返る。「希望は伝えて、それ以外はすっかり照井さんにお任せしました。内覧会も何度か足を運んで、暑さ寒さだけでなく、居心地の良さまで含めてこの人なら信頼して設計をお願いできると感じました」とFさん夫妻は口を揃える。
1階のフローリングに採用した無垢のクリ材は、裸足で歩いた際の気持ちよさは格別。年々増す傷も味わいと捉え、「家とともに成長していく」感覚を深めているという。住み始めてからは、木の香りや床の心地よさ、快適な生活動線が家族の暮らしを支える。竣工とほぼ同時にスタートした子育てでも、寝室を1階に配置したことで夜間の育児も負担が軽減していると笑顔を見せる。家族の成長と共に家も変化し続ける喜びを感じられる住まいとなった。
DATA
| 床材 | 無垢(クリ)、P タイル |
|---|---|
| 内壁材 | 珪藻土塗壁、キッチンパネル、 ビニールクロス |
| 屋根材 | ガルバリウム鋼板 |
| 外壁材 | 塗り壁(ジョリパット) |
設計・施工 / Tree 株式会社 | 竣工 / 2025/6 |構造・工法・規模 / 木造軸組工法・2階建 | 敷地面積 / 278.80㎡(84.33坪)|床面積 / 176.93㎡(53.52坪)1階 95.23㎡(28.80坪)、2階 43.06㎡(13.02坪)、インナーガレージ 38.64㎡(11.68坪)
暖房設備 / ファンコンベクター(ガス)| 給湯設備 / エコワン(ガス)| バス / タカラ プレデンシア | トイレ / Panasonic アラウーノ | キッチン / タカラ レミュー | 調理設備 / IH | 窓仕様 / 樹脂サッシLow-Eトリプルガラス | 断熱材 / グラスウール、吹付ウレタン | 換気システム / 第1種換気 | ZEH | 断熱等級6 | UA値╱0.26W/㎡K
建築総工費 / 4,200万円台
坪単価 / 80~85万円




















