木をふんだんに使った 時とともに愛着が深まる家
結婚を機に家づくりを始めたSさん夫妻。「子どもが生まれると子どもの物であふれてしまうので、夫婦二人だけの家という時間が欲しかった」と妻のTさん。夫妻共通の趣味の一つがアウトドアということもあって、「木をふんだんに使った家」を希望していたそうだ。
モデルハウス見学を進める中でアンサーに出会った。「散歩していたら、偶然“fun”という建物を見つけたんです。イメージしていた家とぴったりで、検索したらアンサーのゲストハウスだってことがわかって、電話もせずに飛び込みました」とTさん。その後、モデルハウス「小さな木の家」を見学してアンサーに決めた。「それはまさに思い描いていた理想の家。ドカンと来ました」とSさん。決断までは一瞬だったと振り返る。
「木が好き」という言葉どおり、家づくりでは木をふんだんに使った。無垢のパインフローリング、天井や壁面のアクセント・キッチン収納扉などにはレッドシダーを採用。奥行1.25メートルもある木製カウンターキッチンもオーダーだ。さらに「動線の中に家具の出っ張りをつくりたくなかった(Sさん)」こともあって、収納やソファも木で造作してもらった。窓も断熱性能の高い木製トリプルサッシで、「住み始めたら暖かさに驚いている(Tさん)」という。
アンサーは「完成した瞬間だけが美しい家を造ってはいけない」をコンセプトに、時とともに愛着が深まる素材として自然素材を使うことにこだわっている。また、ダブル断熱を標準仕様にするなど断熱性も高く、デザインと性能のバランスが取れた家を提供している。
暮らし始めて1年、「不満や後悔が何もない。ウッドデッキでコーヒーを飲む時間が至福」というSさん、「キッチンカウンターで並んで食事しているときが幸せ」と語っていたTさんのもとに、この春、長女が誕生した。夫婦二人だけの家という時間を経て、子どもの物であふれてくる姿も楽しみな家だ。
DATA
床材 | 無垢(パイン)、磁器タイル |
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内壁材 | ルナファーザー自然塗料仕上げ、 タイル |
屋根材 | ガリバリウム鋼板 |
外壁材 | 木質系サイディング |
設計・施工 / 株式会社建築工房Answer | 竣工 / 2016/3
構造・工法・規模 / 木造軸組パネル工法・2階建 | 敷地面積 / 207.27㎡(62.69坪)|床面積 / 128.28㎡(38.80坪) / 1階 70.32㎡(21.27坪) / 2階 57.96㎡(17.53坪) / ウッドデッキ 13.28㎡(4.02坪) / 吹抜け 9.11㎡(2.75坪)
暖房設備 /ファンコンベクター(ガス) | 給湯設備 / エコジョーズ | バス / タカラスタンダード リラクシア | トイレ / 1 階 TOTO GG-J1 2 階 TOTO GG-ZJ | キッチン / 造作 | 調理設備 / ガス | 換気システム / 第1 種換気
建築総工費 / 2,300万円台
坪単価 / 60~65万円