広々とした窓から 鳥海山を望む立地を満喫する住まい

リビングに一歩足を踏み入れると広がる田んぼのパノラマビューが圧巻のS邸。その向こうには鳥海山が青く美しく裾野を広げている。
「この眺望が気に入ってここに住まいを持ちたいと思ったんです」とSさん。
1階の掃き出し窓のみならず、その外に続くウッドデッキ、大きな吹き抜け上部に設えたピクチャーウィンドウなど、
この眺望を味わうための設計に心が砕かれていることが一見してよくわかる住まいだ。
　知人の新居に遊びに行き、紹介してもらったのがミノル建築との出会いだった。
Sさんは代表で設計を担当する松本さんの人柄が気に入り、インテリア好きだという妻のEさんは自由度の高い設計力が気に入ったという。
特にEさんの思い入れは細部にわたり、メーカーから直接サンプルを取り寄せたり、照明器具を揃えたり、見切り材や面材についても
プロ顔負けの情報収集力だったと松本さんはSさん夫妻と振り返る。「現場での調整も柔軟に対応していただきました。
ミノル建築さんにお願いしたおかげで、家づくりを心ゆくまで楽しめたと思います」とEさんは明るい笑顔を見せる。
　リビングは、家族が集まりやすいスペースにしたかったとEさん。
そこで採用したのが、メインとなる居室と裏動線を明確に分けるプランだ。
ファミリークローゼットは洗濯室、脱衣所、洗面、玄関までつなげて、LDKからはほとんど見えないようになっている。
落ち着いて過ごす空間とユーティリティースペースをはっきり分けることで、ドラマチックな眺望を心置きなく楽しめるというわけだ。
　リビングから続くウッドデッキは軒がかりしており、雨も日差しも遮ってくれる。
「今の季節はここに座って鳥海山を眺めながらほっと一息ついたり、子どもと一緒に遊んだり。
この景色はやっぱり最高です」とSさんも顔をほころばせた。