WORKS JUU掲載の施工事例

CASE310 WAGA DESIGN BUILD / K邸

家事のシェアも効率よく 住みながら育てていく家

緑に恵まれた田園地帯にあるK邸。朝晩の交通量の多い道路に面しているため、
騒音対策や家族のプライバシーを守る配慮や工夫が凝らされている。
「家づくりはプロに任せた方がいい」との考えをもつKさん。具体的な間取りや大きさは建築家に任せて、
代わりに大まかな要望を伝えた。例えば、家事が楽になる動線、
コストを考慮しての総二階建て、収納は多めに、といった内容だ。
WAGA DESIGN BUILDは、提携する全国の設計事務所の中から施主に合った建築家を
マッチングするシステムを取っており、K邸には寒冷地の住宅にも詳しい県外の建築家が選ばれた。
家族の生活パターンなど詳しい聞き取りをもとに、設計案が出されたという。このため大幅な図面変更もなかった。
 共働きのKさん夫妻。家事をする時間帯は平日夜がメインで、休日にまとめてこなすことも多い。
「家事では洗濯が好き」という妻のSさんは広いベランダをリクエスト。
ベランダから取り込んだ洗濯物を干したままにしておけるサンルームもある。
Sさんも「吹き抜けと窓のおかげで風通しがいい。
洗濯物が気持ちいいほど乾きます」と日々の家事に楽しみを見出している。
 料理が得意なKさんは家族の食事づくりもこなす。キッチンから洗面スペース、ウォークインクローゼット、脱衣所、
浴室までをひとつながりにすることで、夫婦での家事のシェアがよりスムーズになったと感じているという。
また、子どもの成長に伴って持ち物が増えることを見越して、ウォークインクローゼットのほかにも小屋裏収納を設けた。
目につくところに物を置かずに済むので、すっきりとした生活空間を維持しやすいという。
 ドアや仕切りを最初からは付けず、住まい方の変化や子どもの成長に合わせて追加できるゆとりを持たせている。
ダイニングは当初アクセントウォールのみだったが、KさんがDIYの腕を振るってオープン収納とワークスペースをつくった。
「これからも暮らしの中で気づいたことを形にして、家に手を入れていくのが楽しみです」と笑顔を見せた。

DATA
床材アカシア
内壁材ビニールクロス
屋根材ガルバリウム鋼板
外壁材窯業系サイディング、
ガルバリウム鋼板

設計・施工 / 株式会社和賀組 | 竣工 / 2020/4 | 構造・工法・規模 / 木造軸組工法・2階建 | 敷地面積 / 350.14㎡(105.91坪)| 床面積 / 126.12㎡(38.15坪)/ 1階 71.21㎡(21.54坪)2階 54.91㎡(16.61坪)小屋裏収納 14.07㎡(4.25坪)バルコニー 18.21㎡(5.50坪)  

暖房設備 / エアコン(電気)| 給湯設備 / エコキュート(電気) | バス / Panasonic オフローラ | トイレ / Panasonic アラウーノ | キッチン / Panasonic L-CLASS| 調理設備 / IH | 窓仕様 / 樹脂サッシLow-Eペアガラス、Low-Eトリプルガラス | 断熱材 / フェノールフォーム | 換気システム / 第1種換気 | 耐震等級2 | UA値 / 0.44W/㎡K | C値 / 0.4㎠ /㎡

建築総工費 / 2,600万円台
坪単価 / 70~75万円