快適な温熱環境を重視した 長く住まえるモダンな二世帯住宅

結婚を機に二世帯住宅を建てたHさんご夫婦。1階は夫の両親の、2階はHさんご夫婦の居住スペースという独立型の二世帯になっている。
「途中で建て替えが必要になるような家ではなく、生涯住み続けられるしっかりとしたつくりの家にしたかった」とHさんご夫妻。
家づくりの情報を集めるなかで、機能面とデザイン面で、ヨシのいえで家づくりすることを決めたという。
　「冬でも1日中Tシャツで過ごせるくらい暖かいです」。外で雪がちらついていても室内は暖かく、
朝、暖房がついていなくても寒さが気にならないとHさん。1階に住む両親も温熱環境の快適さにも大いに満足しているという。
H邸は圧倒的な暖かさへのこだわりの追求による気密と断熱施工技術がベース。そこに南向きに設けられた腰高窓から太陽の光が降り注ぎ、
その熱が室内を温める。高さや向きの調節が可能な窓際のシェードも冬は保温に、夏は日よけになり、室内を適温に保つのに一役買っている。
　Hさん夫妻はともに在宅ワークをしているため、それぞれにワークスペースを設けた。
自営の歯科技工士であるHさんは1階の技工室を仕事場にし、妻で会社員のYさんは2階キッチンわきのスペースを
リモートワークスペースとして使っている。「ワークスペースからキッチンへの動線がコンパクトで使いやすい」とYさん。
石目調で統一されたキッチンもお気に入りの一つだ。
　リビングは手入れがしやすいよう、床に置くものは最小限に。そのためテレビボードは壁付けで造作。
周辺機器が見えないように収納しつつ、リモコンが機能するようなつくりになっている。
また、リビングの間接照明は、ヨシのいえ定番のもの。ペンダントライトもダウンライトもない天井はスッキリとした空間に。
白い壁に光が反射し、室内にやわらかな明るさをもたらす。照明は場所によってスマートフォンで調光も可能だ。
　2階のサンルームは多目的スペースとして使っていきたい。窓も大きく開くので、
バーベキューもできたらなぁと話しています」。お気に入りの場所から、移ろう季節を眺めている。
家具をそろえる楽しみを話しながら夫婦で笑顔を見せるのだった。