頼れる収納力ですっきりと美しく暮らす

　「そろそろ自分の家を持とうかな」とKさん思い始めたのは、長男の紘士くんが生まれてしばらく経った頃。そんなある日、妻のSさんの実家の近くにできたサンワ興建のモデルハウス「サンネスト」を見学に行った。充実の収納、リビングが一望できるキッチン、2階には高さが140センチの床下収納にサンルームと、思い描いていた理想どおりの間取りがそこにはあった。それまで数社のモデルハウスを見て回ってはいたが、一目見て「これだ！」とピンと来たのだとか。能代に本社をもつサンワ興建が地域に根ざし、環境に適応した家づくりをしていたことも安心感につながったという。
　間取りはできるだけモデルハウスと同じものを採用しつつ、新たに玄関とキッチンの両方から入れるパントリーを配置。スペースの関係から諦める人も多いパントリーだが、近所から米や野菜をもらうことも多い土地柄、とても役に立っているそうだ。
　室内は白を基調にダークブラウンとグリーンの2色をテーマカラーと決めた。そこからぶれることなくインテリアの配色を決めたおかげで、すっきりとした住空間にまとまっている。「とにかく悩んだのが内装のクロスです。白は白でも種類が多かったので」とKさんは笑いながら家づくりの苦労を語る。
　床下収納をつけたためにスキップフロアになった洋室は、他の家より少し高いレベルにあるので、窓から外を眺めたときに目線が合うこともない。「子どもが自由に遊んでいる姿を見ると『ああ、家を建ててよかったな』と思いますね」とKさんはしみじみ。Sさんも紘士くんが活発に動き回るようになってから、キッチンから目が行き届く安心感にいっそう満足している。「夫も新しい家には愛着があるようで、自ら窓を拭いたり、外回りをきれいにしてくれているんですよね」とにこやかに語る。二人目のお子さんも生まれ、ますますにぎやかになりそうなKさん家族の暮らしを、ずっと快適に支える家が実現している。