母娘で憧れていたマイホーム 大好きなものに囲まれた暮らし

　珪藻土を使った白い壁に、北欧テイストのアイテムが似合う。土間リビングには薪ストーブが設置され、床にはグレーの外壁と同じ色合いのタイルが敷かれている。「リビングは土間のような作りにしたかったんです」と語るのは施主である妻のYさんの母・Kさんだ。リビングはダイニングから1段下がっている分、天井が高くなっている。リビングの天井の一部は吹き抜けになっており、2階にいる子どもたちの部屋の雰囲気が伝わってくる。「顔は見えなくても、気配を感じられるのがうれしいですね。本人たちは嫌かもしれないけど」と笑うYさん。「以前住んでいたのは私の実家でした。築50年近く経っていて、夏は暑くて冬は寒かったし、客間が多くて使いづらかった。母は以前から家づくりに興味があって、長年理想を温めていたんです。そんな母を喜ばせたかった」と、家づくりのきっかけを教えてくれた。
　2年ほど前から雑誌や内覧会などで情報収集をスタートしたYさんとKさん。デザインが自分たち好みであり、性能が伴っていること、予算が合うことなどからコーラリーに施工を依頼することに。「1階はパブリック、2階をプライベートなスペースにしたいと思い、何度も菊地社長や設計士の方と打ち合わせを重ねました。片付けが苦手なので、衣類の整理がうまくできるよう、物干しスペースやウォークインクローゼットなどを工夫しました。洗濯をしてから片付けるまでの動線が使いやすくて満足しています」とYさん。「1階にあるウッドデッキテラスは、壁で部屋を仕切るのではなく、スペースで区切るつくりにしたくてお願いしました。カフェみたいな雰囲気になってうれしい」とKさんは満足げだ。
　「好きなものに囲まれて暮らしたかった」と語るYさん。まさに思いをカタチにした「自分たちの家」で、幸せな家族の時間を共有している。