自然豊かな立地を生かして 「やりたいことを詰め込んだ」木の家

　O邸の建つ土地は周囲を川や緑に囲まれた自然豊かなところだ。もともと宅地ではなかったので隣り合う人家もない。「自然環境の豊かな土地に家を建てるので、木の家がいいとビルダー探しをしました」と妻のKさん。秋田市浜田にあるドリームビルド本社を見たときに「思い描いていたイメージとぴったり」と感じたという。「展示場に行ったら心地いい木の香り。相談してみると自分たちのライフスタイルや希望のデザインを中心にした希望の家づくりができそうだなと感じました」とOさん。
　キッチンカウンターを中心とした、オープンプランのO邸は、Oさんいわく「子どもたちが大きくなるまでの家」だというのだ。
　「いずれは本家である実家に戻らなければならない事情があるので、この家は子育て期間を中心に考えてやりたいことを詰め込んだんです」とKさん。個室を極力なくす思い切ったプランも、家族が一緒にいる期間の生活を心から楽しみたかったからなのだ。
　家を建ててから来客が増えたとKさん。「土日は必ずお友達が来て、カウンターに座って長居しますね。家族がいつも一つの部屋にいることで、それぞれが別のことをしていても、一つのきっかけでみんなで笑いあうことができる。一つの空間で過ごすメリットですよね。それに家事動線も短くなったので、家事が楽になったことも実感しています」と笑顔で語る。
　寝室には窓が2面分切ってある。「夜、ベッドに横になると、満点の星空や月が見えるんです。びっくりして、感動しました」とKさん。立地を存分に生かした、木のぬくもりにあふれる住まいで子育てを心から楽しんでいる様子が伝わってくる。