2階リビングで開放的に暮らす 自然素材のZEH

「寒さを我慢しながら家賃を払い続けるのがもったいなくて（Nさん）」と結婚後すぐに家づくりをはじめたYさん夫妻。「断熱性能の高い家をつくるなら、ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）にしよう（Nさん）」とZEHに取り組んでいるビルダーを中心に見学。そのなかで畑山住宅に出会った。
　「決め手は畑山社長とモデルハウスでした」と妻のHさん。設計者である畑山社長との打ち合わせは具体的で、誠実な人柄にも惹かれたという。見学したモデルハウスでは、ナラの木のぬくもりやテラコートの塗り壁に触れ、「こんな家に住みたい」と夫婦で決めたそうだ。
　家づくりでは、まずは冬の暮らしを重視。性能面として寒くないことは当然、車の乗り降りや乗る前の雪下ろしを考慮して、ビルトインに。そして、日差しをたくさん室内に取り込みながらも外からの視線を気にせず、開放的に暮らせるようリビングを2階に配置した。次に生活動線。基本的な生活がすべて2階で完結するように、1階には主寝室のみを配置して、水回りなどはすべて2階に集約。1階に余裕ができたことで、Nさんの趣味であるバイクの収納や夫妻のウォークインクローゼットに至っては約7帖と大きな収納を確保した。
　一方で、子ども部屋も含めて機能が集約された2階も、1階に2台分のビルトインガレージがある総2階建てということもあって狭さは一切なく、ランドリールームまで配置されている。そして広さだけでなく、見晴らしよく窓から広がる景色も手伝って開放的だ。
　暮らしはじめて半年。冬の快適さは想像以上だったようで、暖かさと車の雪下ろしのない暮らしに満足している様子。春になって、夫婦で庭づくりや室内の植物選びがこれからの楽しみだそうだ。