仕切りのない大空間とキッチンから 家族の会話が生まれる家

　天井の高さが抜群の開放感を感じさせるＳ邸。通常の天井高より約320ミリメートル高くすることで、空間の広がりを生み出している。リビングに配置したスケルトン階段が空間のアクセントにもなっている。
「子どもたちに家事をしている姿を見せたかった」と話す妻のMさん。子どもたちには家事をする両親の背中を見て、自然と家事のやり方を身につけてほしいという思いもあったという。フルフラットのキッチンがダイニング、リビングに圧迫感を与えることなく家族の時間と家事をする時間を両立させている。Mさんは「収納を随所につくることで片付けのしやすさをアップ。常にキッチンがきれいな状態をキープできるようにしています」と話す。
　スキー、登山、バーベキューと多趣味なSさん。「玄関土間はスキー板などのメンテナンスのためにぜひほしいとお願いしました」と話す。このほかにも家族でスキーや登山に出るためのギアを収納するために庭には倉庫を設置したり、リビングのテレビ台の後ろに仕切りのない収納スペースをつくるなど、すっきりとした空間が無理なく続く細やかな工夫がなされている。
　Sさん夫妻が家づくりをはじめたのは3年ほど前。多くのビルダーを回りながら土地を探したが、なかなか条件の合う土地が見つからなかったという。長男の就学までに交通の便がよく、同世代の住人の多い地区を探すなか、大和ハウスの分譲地を提案されたのが決め手になった。「営業の伊藤さんの対応の早さ、丁寧さも大きな決め手でした」とSさん。住みはじめてから、「家にいる時間が増えた」「快適さ、広さが暮らしのゆとりになる」と夫妻で口をそろえた。