自由な間取りで叶えた 多様な居場所のある住まい

　モノトーンを基調としたモダンな住宅。「家のなかにさまざまな居場所があるようにしたかった」と語るのは妻のHさん。ペントハウス（屋上階）付きの2階リビング、家族全員に個室のある間取りなど、ユニークなレイアウトを採用している。「子どもも大きくなり、食事は個々でとることが多いので思い切ってダイニングスペースをなくしてカウンターキッチンですべてまかなえるようにしました」と話す。緑が多く美しい借景が望める立地を生かして、眺望の良い2階にリビングとキッチンと個室を、さらにペントハウスにはバルコニーをつけて外でバーベキューや晩酌を楽しむスペースを作るなど、家族の一人一人が思い思いの時を過ごせる住空間になっている。
　O邸は14帖用のエアコン1台で全館冷暖房ができる松美の家の高気密高断熱住宅パッケージのエアシス工法を採用している。Oさんは「松美の家のエアシス工法のモデルハウスを見学して気に入ったのと、松美の家で自宅を建てたという友人からの勧めもあった」と家づくりを振り返る。
　O邸の家づくりは現在も進行中だ。というのも、DIYに積極的なHさんはキッチンにカッティングシートを貼ったり、ニッチにタイルを貼ったり、床にフローリングシートやカーペットを敷き込むなど、どんどん手を加えて自分好みの家に仕上げている最中なのだ。「新築だからって遠慮しないでどんどんやります。こういうことをするのが好きなんでしょうね」と笑う。その顔は自分たちらしいセンスで家を住みこなす楽しさにあふれていた。