アウトドアを楽しむ 木をふんだんに使った家

　木材関係の仕事をしているというOさん。木が好きで、アウトドアが趣味だったこともあって、木をふんだんに使い、バーベキューなども楽しめる家を建てたかったそうだ。
　コーラリーとの出会いは妻のSさんの姉からの紹介だったという。展示場を見学し、無垢材をふんだんに使った家づくり、高性能な窓が可能にする大開口、スチームサウナなど、「他と同じ家は嫌」と思っていたOさんの希望に叶う家づくりをしているビルダーに出会い、すぐに依頼を決めた。
　家づくりは夫妻それぞれの希望をすべて取り入れていったそうだ。Oさんの希望どおり、木をふんだんに使用。床はパインや栗の無垢材、窓や建具、造作家具にいたるまで木製で統一した。漆喰の塗り壁は窓から入る光が柔らかく反射して心地いい。さらに、バーベキューなどを楽しむために、広いリビングデッキを設け、専用の流し台まで設置した。
　Sさんのこだわりは生活動線。キッチン、ランドリー、バスルームを直線で配置し、家事動線を最短に。また、Oさんは帰宅後、すぐに入浴する習慣なので、玄関ホールからもランドリーに直接入れ、リビングダイニングも含めて回遊動線でつながるように配置した。さらに、ランドリールームにはファミリークロークとしての機能も加え、洗濯、乾燥、収納が1か所で済む。そうした工夫が功を奏し、「家事の負担が少ない（Sさん）」そうだ。
　完成から5年。環境を快適に保ち続ける住宅性能、時とともに味わいを深める自然素材、子どもたちの成長に合わせて用途を変えられる間取りなど、暮らしながら気づく我が家の快適さに、夫妻は、「思いどおり家を建てられて本当に良かった」と満足げだ。