動線、収納、採光、趣味 女性目線を活かした家づくり

　結婚から約6年、住んでいた賃貸マンションが、突如リフォームすることになり、退去を余儀なくされたAさん夫妻。「家を建てるつもりはなかったけど、仕方なく…（Aさん）」とはじまった家づくりだったが、妻のKさんは「将来、家を持つことがあるかも」と計画的にお金を貯めていたそうだ。
　家づくりはビルダー選びからスタート。ハウジングセンターや内覧会など、見学したビルダーは2か月で15社を超え、雑誌やインターネットでもビルダーを探した。コペルスタイルとの出会いは雑誌。JUUの記事も一役買ったそうで、「女性目線での家づくり」に共感してモデルハウスを見学。家事動線を考えた間取りや収納、和室の作り方などに惹かれたという。
　プランニングでは導線と収納を重視。1階・2階とも全ての部屋や収納を同じ規模で回遊動線にした。こうすることで、構造上、住宅自体の強度も上がった。さらに、住宅密集地という土地条件もあって、家の配置や採光にも気を配った。リビングを吹き抜けにして1日を通じて安定した光を室内に持ち込み、さらに、Kさんの希望で採用した白い木目の床が、上からの光を柔らかく反射して明るい。また、間口の面する道路が都市計画道路ということもあり、将来的なセットバックに備えて道路沿いスペースはガレージに。「『そこは好きに使っていいよ』と妻が言ってくれたので（Aさん）」と、趣味の自転車のメンテナンススペースとして使用。誰もが憧れる自分だけの趣味部屋だ。
　入居してまだ1か月。「家具が届くたび、徐々に我が家ができあがっていく感じで楽しい」と夫妻。設計施工を担当したコペルスタイルの金社長も、「土地や予算という条件のなかで、最大限のことができたと思います」とみんなが満足できる家づくりになったようだ。