14帖エアコン1台で冷暖房 カフェスタイルで建てたZEH

　リビングダイニングの中心にレイアウトされたスケルトン階段が印象的なI邸。黒のタイルがあしらわれたスタイリッシュなキッチンのオープン収納も、まるでインテリア雑誌のディスプレイのようだが、「デザイン性も大切ですが、それよりも重要視したのは機能性です」と施主のIさん。オープンな収納はキッチンに立つときに一目で必要なものの所在がわかるようにという配慮から。1階の回遊動線は、帰宅してまっすぐ洗面台で手を洗い、脱衣所で着替えたり、シャワーを浴びてからダイニングに移動するという生活習慣を形にしたものだという。「こうした動線が可能になったのは、部屋中どこに行っても温度差がない、エアシス工法を選んだからだと思います」とIさんはいう。
　エアシス工法とは14帖の家庭用エアコン1台で全館冷暖房ができる松美の家の高気密高断熱住宅パッケージの工法のこと。これにより脱衣所やウォークインクローゼットに至るまで一定の温度が保たれるという。「エアシス工法の高い性能に加え、I邸は太陽光発電システムも導入したゼロエネルギーハウスになっており、年間の光熱費がゼロ以下になります」と営業の中村さん。Iさんは「暖房だけでなく、冷房もエアコン1台でというところも魅力でした。冷暖房設備の導入コストも抑えられるうえ、温度変化がないということがこれだけ快適だとは、と驚いています」と住んでみての実感を語った。