内装、家具、照明、室内窓 インテリアからの家づくり

　長女の小学校入学、次女の幼稚園入園を機に家づくりを始めたSさん夫妻。フリーペーパーで気になる内覧会情報を見ると足しげく通ったという。その中でテクニカルマネジメントチームに出会った。「テクニカルマネジメントチームは、壁紙やタイルなどのひとつひとつの素材を自分たちで自由に選べるということで、オリジナル性の高い家づくりができると思って（妻のAさん）」と依頼することに決めたという。
　Aさんは住宅雑誌やインテリア雑誌でイメージに近い家や参考にしたい工夫を整理して、打ち合わせを重ねたという。「Sさん夫妻はイメージがはっきりしていたので、僕らは、ご夫妻が思い描いた間取りを具現化するための設計上のお手伝いをさせていただきました」と設計を担当した高橋さん。
　夫妻が家づくりで大切にしたことは大きく二つだったという。一つは間取り。子どもたちが姉妹ということもあって、「一緒にお料理やお菓子づくりができるように（Aさん）」とキッチンは6帖という広さに。さらに空間をできるだけ広く感じられるようにと、廊下に対しても室内窓を設置するなどの工夫がされている。そして、もう一つがインテリア。Aさんの好きなクラッシュゲートの家具で統一され、内装は極力シンプルを心がけたという。アクセントになっているモザイクタイルや照明はもとよりスイッチにまでこだわって、物によっては施主支給したという。
　入居から約3カ月。植物や小物、絵本やおもちゃなどが増え、色が増え、生活感が出てくるにしたがって、どんどん夫妻の希望した家ができあがってきているようだ。