ウッドデッキをセカンドリビングに 広さと使いやすさを叶えた家

　閑静な住宅街の一角に建つI邸。60坪超ある敷地に、25坪程度のコンパクトな住宅という解答の理由を尋ねると、「拡幅の予定もあるという縦長のこの敷地を有効利用しつつ、カーポートも2台分設置するために、間口に合わせた総2階建をご提案しました」と石井建築設計事務所の石井さん。数値上はコンパクトながら、リビングからひとつながりに感じられるウッドデッキ、仕切りのないリビングダイニングなど、空間の広がりは十分で、「狭いと感じたことは一度もない（Iさん）」とのこと。
　親戚の紹介で石井建築設計事務所を知ったというIさん。「年齢的にそろそろ建築のタイミングかなと思って」と家づくりをスタートして間もなくのことだった。「住宅に関する考え方が理路整然としていてわかりやすく、ゼロエネルギー住宅や資金計画のことなど、トータルで信頼のおけるビルダーさんだと思ったから」というのが決め手となり、家づくりをスタートさせた。
　妻のRさんは「プランニングでは、私からは対面キッチンがいいということと、夫が足の伸ばせるお風呂がいいというリクエスト以外は、ほぼ石井さんにお任せしました。住んでみたら、家事動線が計画的に取られていて、家事がとても楽になりました。収納もたくさんついているので、すっきりと暮らせて快適です」と住み心地を語る。
　ウッドデッキはセカンドリビングのように活用できる。天気のいい日には二人で外でお茶を飲むこともあるそうだ。「季節がいい時期はバーベキューなど楽しみも増えそうです。家に帰ってくるのが楽しくなりました（Iさん）」と住まいを持つ喜びを語った。