山々に映える板張りの外観と ガレージにつながる大屋根の家
山々に寄り添う豊かな田園風景に、切妻屋根と木張りのたたずまいが映える。すっきりとしたフォルムが、周囲の自然と調和している印象だ。「板張りにしたのは、メンテナンスを楽にしたいという目的でした。結果として景観にもなじみ、想像以上に素敵な仕上がりになったと思います」とOさん夫妻は話す。神奈川県から妻のKさんの実家近くへのUターンを決めたOさん家族は、地元に近いビルダーを希望していた。地域の気候や風土に通じていて、地元の木材をふんだんに使用した家づくりが得意という理由でSKホームが候補に挙がった。さらに、Oさん夫妻が希望した薪ストーブをメインの暖房にする温熱設計ができ、高いレベルの住宅性能が確約されることが後押しになったという。
間取りは暮らしやすさを重視したシンプルなものを希望。近年人気の平屋も検討したが「コストと、吹き抜けのある2階建ての暖房効率がよいことを考慮して2階建てに落ち着きました」とKさん。特徴的なのが「一人一部屋」という考えだろう。「子どもたちも大きくなったので、集まってリビングで過ごすよりむしろ個々の時間を大切にしたい」という考えからだという。同じ理由でリビングにはソファを置いていない。
メンテナンスの容易さも特に重視した点だ。無垢の秋田杉の床は、長い目で見ても廃番になったり在庫切れになったりすることがない。「モデルハウスみたい」と言われる板張り外壁も、実はメンテナンスのしやすさを重視した選択だった。
Oさん家族はもともとキャンプなどアウトドアが好きで、自然環境に恵まれた今の暮らしに満足している。「自然に囲まれて、静かに穏やかに暮らしたい」という思いが叶えられた。「キャンプのような時間が、日常になりました。わざわざ出かけていかなくても薪割りや家まわりのことで忙しいのです」と、笑顔で話しながら、暮らしの充足感をかみしめている。
DATA
| 床材 | 無垢(秋田杉) |
|---|---|
| 内壁材 | 紙クロス |
| 屋根材 | ガルバリウム鋼板 |
| 外壁材 | 木材(秋田杉) |
設計・施工 / 有限会社SKホーム | 竣工 / 2024/6 |構造・工法・規模 / 木造軸組金物工法・2階建 | 敷地面積 / 535.00㎡(161.83坪)|床面積 / 137.87㎡(41.70坪)/ 1階 75.36㎡(22.79坪)、2階 36.43㎡(11.02坪)、インナーガレージ 26.08㎡(7.89坪)
暖房設備 / 薪ストーブ(ネスターマーティン製)| 給湯設備 / エコキュート(電気)| バス / TOTO サザナ | トイレ / TOTO GG3、ZJ1 | キッチン / TOTOクラッソ | 調理設備 / IH | 窓仕様 / 樹脂サッシLow-Eトリプルガラス | 断熱材 / グラスウール、フェノールフォーム、XPS( 押出ポリスチレン)| 換気システム / 第3種換気 | 長期優良住宅 | 耐震等級3(許容応力度計算による)| UA値╱0.24W/㎡K | C値╱0.3㎠/㎡
建築総工費 / 3,200万円台
坪単価 / 75~80万円




















