心地よさとデザインを追及 北欧スタイルの平屋

　実家暮らしで両親と同居していたJさん。将来を見据えて、「住宅ローンを組むなら今のうちに」との思いから単身での家づくりを決意した。両親に相談したところ、家づくりを応援してくれた。土地は実家の敷地にあった畑を譲り受けた。
　モデルハウスの見学やインターネットで情報収集すること約1年。通勤途中にみつけたコーラリーのモデルハウスを見学して、北欧スタイルのデザインと、長く厳しい冬を乗り越えるための優れた断熱性など北欧の暮らしに学んだ性能の高さに魅かれ、迷わず「お願いしよう」と決めたという。
　「日当たりがよく、暖かい家を」と希望して完成したマイホームは、ロフト付きの平屋。間取りはコンパクトで無駄のないつくりだが、天井高5メートル超のリビングと、ウッドデッキに面して大きく開かれた木製サッシの開口部により、明るく広々、開放感たっぷりの空間になった。
　「デザインや間取りはイメージどおり。夏は涼しく、冬は温かくて快適。しかも、やりたいことをやらせてもらって大満足です」とJさん。壁紙はクロス職人の友人とともに自分たちで貼り合わせた。さらにバスルームは、普段仕事でユニットバスの取り付けを行っているJさん自ら施工。外壁の杉板は、休日を利用して約1カ月かけて自分で自然塗料を塗装した。「こんなにも家づくりが楽しいとは。もっと早く建ててもよかったかな」と笑みがこぼれる。
　仕事から帰って家でゆっくりお酒を飲んでリラックスしたり、友人と楽しく集まったり。「家で過ごす時間が心地よくて。賃貸と比べて一戸建ては愛着が増すし、理想の間取りやデザインをかたちにできるので、単身の方にもおすすめです」と経験者として胸を張る。