2世帯の距離感を大切にした イメージは1.5 世帯住宅
Wさん夫妻の家づくりのきっかけは実家の建て替えだった。「妻と母の仲が良く、妻も『お義母さんと一緒に住みたい』と言ってくれたので」とWさん。2世帯住宅となると参考となる建売やモデルハウスもなく、家族で考えながらの家づくりとなった。
「妻の同僚が2世帯住宅を建てたということで見学しましたが、その家は玄関から別という完全2世帯住宅で、自分たちにとっては別々すぎると思った( Wさん)」そうで、そこから、何を一緒にして何を分けるか、どれくらいの距離感が心地いいか、そして2世帯が暮らしやすい動線はどういうものかを考え、プランニングには1年近くかかった。
「食事はみんなで一緒に」、「世帯ごとの時間も大切に」、「子どもの成長や家族の変化にも柔軟に対応できるように」。そういったものの積み重ねで完成したW邸。広々としたメインのリビングは、天井高を上げたことでいっそう開放的な印象に。リビングは家族みんなで食事できる十分な広さのダイニングキッチンと一体になっている。リビングの脇には子どもが使うことも考えたワークスペースを設えた。さらに、親世帯には和室とセカンドキッチンを用意するなど世帯ごとの時間も大切にした。2階は子世帯のスペース。主寝室と子ども部屋に加え、将来、家族が増えても、朝晩の身支度がスムーズにできるように広い洗面スペースを用意した。子世帯と親世帯の動線が交わるところに玄関や風呂を配置。適度な距離感を保つことで互いに快適な生活動線を実現している。
設計施工を担当した松美の家は2世帯住宅を数多く建築してきたこともあって、家族の希望や距離感をよく理解してくれたとWさんは振り返る。Wさんと父のYさんが「2世帯の交わり方、イメージ的には1.5世帯住宅という要望をすんなり理解してくれて、根気強く付き合ってくれました」と感謝を口にする様子を見るに、満足できる家づくりになったようだ。
DATA
| 床材 | 複合(合板)フローリング |
|---|---|
| 内壁材 | ビニールクロス |
| 屋根材 | ガルバリウム鋼板 |
| 外壁材 | 窯業系サイディング |
設計・施工 / 株式会社松美造園建設工業 | 竣工 / 2023/12 |構造・工法・規模 / 木造軸組パネル工法・2階建 | 敷地面積 / 239.01㎡(72.30坪)|床面積 / 151.54㎡(45.84坪) 、1階 99.37㎡(30.05坪)、2階 52.17㎡(15.78坪)
暖房設備 / 床暖房(ガス) | 給湯設備 / エコジョーズ(ガス) | バス / TOTO シンラ | トイレ / TOTO NJ1 | キッチン / ╱TOTO ザ・クラッソ(ミニキッチン:LIXIL ティオ) | 調理設備 / IH | 窓仕様/ 樹脂サッシLow-Eトリプルガラス| 断熱材 / ウレタンフォーム、XPS | 換気システム / 第3種換気
建築総工費 /3,400万円台
坪単価 /70~75万円






















