WORKS JUU掲載の施工事例

CASE425 池田建築店 / S邸

手をかけ、時間をかけて叶えた 木質感豊かな住まい

「20代、30代の頃からいつかは自分たちの家を建てたいとは思っていたんです」と話すのは妻のNさん。Sさんが大の木材好きということもあり、普段から足繁くモデルハウスや完成内覧会には足を運んできた。池田建築店のモデルハウスで、秋田の住宅コンクール最優秀賞受賞作品でもある「臥龍山の家(サスティナブル住宅)」を見学したのがビルダー選びの決め手となった。「薪ストーブがある生活にかねてから憧れていました。池田建築店さんのモデルハウスにも薪ストーブがあって。懐かしさとモダンさが両立したデザインで、夫婦ともにすこぶる気に入ってしまったんです」とSさんはビルダー選びを振り返る。
 S邸は、自ら所有する山から切り出した秋田スギを2年間乾燥させて使用している。「節も少ないきれいな材料が取れたのでリビングの柱や梁、外壁のファサードラタンなどに見えるところに積極的に使用しました」と代表の池田さん。フルオーダーの木のキッチンやリビングの飾り棚は、鷹巣の家具店HOLTOに依頼。「木にこだわりがある点で、夫と話が合ったみたいです」とNさんは笑う。内装の壁は一家総出で珪藻土を塗り、外壁のファサードラタンも自分たちで塗装。時間をかけ、手をかけて生まれた住まいは愛着もひとしおだ。
 取手まで木製のキッチンは文字通りS邸の中心である。カウンターキッチンには家族が集まり、家事動線もキッチンを中心に回遊できるようになっている。
 普段は3人暮らしのS邸だが、今は独立して近くに暮らす子どもたちやその家族、友人らが遊びに来る機会も多い。個室はそれぞれ4帖半と最低限にして、共有スペースのLDKを広く取り、さらに土間玄関もレベルを揃えることで、リビングの延長として使えるようになっている。「先日20人ほどが我が家に集まったんですが、みなさんが思い思いに過ごしていて、いろいろなところに居場所がある家なんだなと実感しました」とNさん。「最初の頃は『ここ、本当に自分のうちなのかしら?』という感じでしたが、池田さんに頼んでよかったって毎日実感しています」と夫婦揃って顔をほころばせるのだった。

DATA
床材無垢(秋田杉)、
セラミックタイル
内壁材珪藻土
屋根材ガルバリウム鋼板
外壁材窯業系サイディング、
秋田杉ファサードラタン

設計・施工 / 有限会社池田建築店 | 竣工 / 2024/ 5 | 構造・工法・規模 / 木造軸組工法・1階建 | 敷地面積 / 501.87㎡(152坪)|床面積 / 97.71㎡(29.5坪)/ 1階 97.71㎡(29.5坪)

暖房設備 / エアコン(電気)| 給湯設備 / エコキュート( 電気)| バス / TOTO サザナ | トイレ / TOTO
GGL | キッチン / HOLTO 木製キッチン | 調理設備 / IH | 窓仕様 / 樹脂サッシLow-Eトリプルガラス| 断熱材 / グラスウール、ポリイソシアヌレートフォーム | 換気システム / 第1種換気 | 長期優良住宅 | 耐震等級3| Q値╱1.04W/㎡K | UA値╱0.26W/㎡K | C値╱0.20㎠/㎡ 

建築総工費 / 2,600万円台
坪単価 / 85~90万円