WORKS JUU掲載の施工事例

CASE422 松美の家 / H邸

完全分離型の二世帯住宅で 安心と自由を両立した暮らし

 風除室のみを共有する完全分離型の二世帯住宅。高齢の母に配慮してHさん夫妻ら3人が1階、息子のKさん家族が2階という階層割りのスタイルを選択した。ビルダーは地元で50年以上の実績があり、エアコン1台で冷暖房ができる全館空調システム「エアシス」に魅力を感じていた松美の家にしたという。「実家の大きな家具などを倉庫で預かってもらい、新しい家に戻すことができたのもよかったです」とHさんは話す。
 妻のTさんの実家が区画整理事業の対象となり、母親がTさんのもとに身を寄せることに。「このまま一緒に暮らした方が安心」と、数年後に提供された代替地に新築して同居を継続することにした。さらに、アパート住まいだった息子のKさんに声を掛けたという。Kさん夫妻は「子どもたちをたくさんの人の手で育てたい」と思っていたそうで、こうした経緯で2世帯4世代7人の大家族の住まいづくりがスタートした。 
 2階は白壁を基調に木をアクセントにした、モダンな空間。家族が多くの時間を過ごすLDKを重視した。子どもの成長やKさんらの老後など将来も見通して、子どもが小さいうちは遊び場として、自分たちの老後には主寝室として使える、自由度の高い間取りにした。光がふんだんに入る2階リビングにKさん夫妻は特に満足している。
 一方、親世帯は家族が一同に集まれるリビングと和室の続き間を中心にしたコンパクトな間取り。全員で集まって食事をしたり、お盆や正月には親戚が大集合したり。「実家の仏壇を納めた和室と、玄関の引き戸は母の希望を取り入れました」とTさん。
 「自分たちの将来を考えると、すぐそばに子どもたちがいてくれるというのはうれしいものです」とHさん夫妻は二世帯住宅のよさを実感している。Kさんは「完全分離型なので自分たちの暮らし方は変わりませんが、いざというとき手伝ってもらえる心強さがあります」と双方にメリットがあると話す。2つの住まいを行き来して育つわが子を見て、Kさん夫妻はその思いを強くしている。

DATA
床材複合(合板)フローリング
内壁材ビニールクロス
屋根材ガルバリウム鋼板
外壁材窯業系サイディング

設計・施工 / 株式会社 松美造園建設工業|竣工 / 2023/ 5|構造・工法・規模 / 木造軸組パネル工法・2階建 | 敷地面積 / 216.20㎡(65.4坪)| 床面積 / 207.43㎡(62.74坪)/ 1階 108.06㎡(32.69坪)、2階 99.37㎡(30.05坪)

暖房設備 / エアコン(電気)| 給湯設備 / エコキュート( 電気)| バス / TOTO サザナ | トイレ / TOTO NJ1 | キッチン /TOTO ザ・クラッソ | 調理設備 / IH | 窓仕様 / 樹脂サッシLow-E トリプルガラス | 断熱材 / ウレタンフォーム、XPS(押出ポリスチレン)、吹付ウレタン | 換気システム / 第1種換気 | ZEH| UA値╱0.28W/㎡K 

建築総工費 / 4,500万円台
坪単価 / 70~75万円