WORKS JUU掲載の施工事例

CASE406 ミノル建築 / W邸

メリハリのある空間使いで 豊かな住まいを叶える

 延べ床面積が約30坪とコンパクトな住まいであるW邸。リビング・ダイニングの大胆な吹き抜けやハイサイドライト、キッチンの天井を中2階の和室分200ミリほど下げていることで生まれる空間のメリハリが実際の広さ以上に開放感を感じさせる。
「家事が一人でも回せるように使い勝手の良い動線とコンパクトな間取りを重視しました」と話すのは妻のKさん。廊下は省いてもいいこと、個室に広さは求めていないことなどを伝えた上で、「ファミリークローゼットと洗濯物を干すサンルームはほしい、とお願いしたんです」とプランニングを振り返る。リビングに隣接する3帖の洋室をサンルーム兼ファミリークローゼットとの動線とし、さらに脱衣室、洗濯機置き場と隣接させたことで、動線の短縮化と大幅なコンパクト化が実現した。
 もともとは隣地の両親の家で暮らしていたWさん夫妻。同世代が家を建てるようになり、新居でもてなしを受けるにつれ、「自分の家を持つっていいものだな」と感じるようになった。「子どもたちが祖父母と離れたくないというので、実家の隣地をご近所の方から買わせてもらいました」とWさん。家族全員が納得できる理想的な立地での家づくりとなった。
 Wさんの希望は、中2階の和室だった。今は子どもたちの遊び場になっているが、いずれは友人との飲み部屋にしたいそう。「当初はリビングの横の部屋は和室にしたいと思っていましたが、ここに1つ和室があれば、1階は掃除がしやすいフローリングにしようと思い切れました」とKさん。ミノル建築の松本さんも「この中2階のような遊びのある部屋を確保しながら、コンパクトにまとめたいというご希望に応えられたかなと安心しています」と太鼓判を押す。
 日当たりの良いリビングは、家族みんなが集まる快適な場所となっている。「窓から、鳥海山や田んぼの風景を楽しみながら四季の移り変わりを感じることができるのが気持ちがいいんです」と笑顔で語るWさん夫妻。友だちづきあいが多いWさん夫妻は、今後友人たちをもてなす場としても新居を活用していくつもりだという。新しい家は子どもたちの成長を見守りながら変化していくものとなりそうだ。

DATA
床材複合(合板)フローリング、
クッションフロア
内壁材ビニールクロス
屋根材ガルバリウム鋼板 
外壁材窯業系サイディング

設計・施工 / 有限会社 ミノル建築 | 竣工 / 2023/10 | 構造・工法・規模 / 木造軸組工法・2階建 | 敷地面積 / 366.00㎡(110.50坪)|床面積 / 101.30㎡(30.58坪)/ 1階 54.10㎡(16.33坪)、2階 47.20㎡(14.25坪)

暖房設備 / ヒートポンプエアコン(電気)| 給湯設備 / エコフィール(灯油) | バス / TOTO サザナ | トイレ / TOTO ZJ2 | キッチン / タカラスタンダード グランディア | 調理設備 / IH | 窓仕様 / 樹脂サッシLow-Eペアガラス | 断熱材 / グラスウール | 換気システム / 第1種換気

建築総工費 / 1,800万円台
坪単価 / 60~65万円