WORKS JUU掲載の施工事例

CASE405 児玉建設/ S邸

移住を後押しした 唯一のデザイン性

 東京に購入したマンションで不満なく日々を過ごしていたというSさん夫妻だったが、夫のSさんは秋田市出身で、実家の家族を気にかけながら「いつか秋田に戻って地元に貢献したい」と思っていたそう。そんなときに訪れたコロナ禍。家で仕事をするようになり働き方の概念が変わったという。拠点に捉われない働き方が出来るようになり、かねてからSさんの思いを聞いていた妻のKさんは秋田での暮らしを考えるようになった。
 同じ会社の同僚でもある夫妻。会社に完全在宅勤務を相談したところ、場合によって出社することはあるが、原則として在宅勤務が可能になり、移住計画が動き出した。「完全在宅での勤務ということは家が働く場所になります。私たちにとって家の重要性がより高くなったんです」とSさん。そのタイミングで出会ったのが児玉建設だった。「インスタグラムで見かけて、デザイン性に惹かれました。秋田にこんな工務店があるのかと驚いて、こんな家で暮らせるなら、より快適な環境で集中して仕事ができるのではないかと思ったんです」とKさんは振り返る。
「どうせ秋田に移住するなら、家だけではなく、環境にも妥協したくなかった」という夫妻。自然豊かで景色のいい土地を探し回り、見晴らしのいい高台の土地を手に入れた。家づくりでは、立地を最大限にいかして2階リビングに、北東の大窓からは眼下に秋田市を一望でき、南東に並んだ窓には生い茂る木々が、春には桜が望めるという。そして、天然杉で設えたルーバー天井やキッチン壁のクランプルガラス、照明や家具などにも夫妻のこだわりを感じられる。1階にあるSさんのワークスペースは、玄関土間とつながり、シンクや給湯もあって、まるでカフェのような雰囲気に。設計を担当した児玉拓也さんとの相性も手伝って、「ノリノリで楽しい家づくりだった」とSさん。児玉さんも「自分たちは何がいいのか、ぶれずに振り切って建てた方がいい家が建ちます。その見本のような家」とお互いに満足度の高い家づくりになったようだ。
 移住から約2年。「最初は都会じゃなくなる恐怖みたいなものもありましたが、どう生きていきたいかをつき詰めた家で暮らすことが、私たちの人生にとってとても大事なことだなと思う日々です」と夫妻で口を揃えた。  

DATA
床材挽板(無垢3層)
フローリング(ウォールナット、
Pタイル)
内壁材ビニールクロス、
タイル、SOLIDO
屋根材ガルバリウム鋼板
外壁材ガルバリウム鋼板、
吹付(ジョリパット)、
SOLIDO

設計 / 株式会社児玉建設一級建築士事務所 | 施工 / 株式会社児玉建設 | 竣工 / 2022/7 | 構造・工法・規模 / 木造軸組工法・2階建 | 敷地面積 / 372.79㎡(112.77坪)|床面積 / 180.51㎡(54.60坪) / 1階 92.74㎡(28.05坪)、2階 87.77㎡(26.55坪)、インナーガレージ 11.59㎡(3.51坪)

暖房設備 / エアコン(電気)、床下エアコン | 給湯設備 / エコキュート(電気) | バス / TOTO サザナ | トイレ / TOTO FD | キッチン / SEDIA × EIDAI 304 | 調理設備 / IH | 窓仕様 / アルミ樹脂複合サッシLow-Eトリプルガラス | 断熱材 / 吹付ウレタン、Q1ボード | 換気システム / 第1種換気 | 太陽光発電設備 / 6kW蓄電池

建築総工費 / 4,500万円台
坪単価 / 85~90万円