WORKS JUU掲載の施工事例

CASE404 大建 / H邸

実家を大胆に減築しつつ 家族の思い出を引き継ぐ

 子どもたちの手が離れ、自分たちも人生の次のステージが見えてきたところで今後の住まいをどうするか。貸家暮らしだったHさん夫妻が候補にしたのは、10年以上使われていなかった妻のRさんの実家だった。建て替えを視野に住宅展示場を見学したなかで、大建が提案する子育て世代向けの平屋「ハレクラス」が目に留まった。無垢の木をふんだんに使った、ロフトのある室内を見て「自分たちが暮らすイメージが頭に浮かびました」とHさんは回想する。
 床下を調査して土台が使えたため、元の家を生かしたリノベーションに決定。リフォームを後押ししたのは別の理由もある。実家にはRさん姉妹の家族がたびたび集まっていたため、思い出が詰まっていたのだ。「亡父母がずっと暮らしていた家は、みんなにとって大切な場所でした」とRさん。新築で平屋にするプランもあったが、同社の高橋さんが「家族や親戚も泊まれるし、スペースにもゆとりができます」とロフトを提案。2階部分を大胆に斜めにカットして減築し、大きな屋根のロフト付きのプランに固まった。
 庭に面したリビングの中心には薪ストーブ。「テレビよりもストーブを囲む暮らしがしたい」というRさんが、かねてから憧れていたという。無垢材と天然素材をふんだんに使用する大建らしさが、リビングの大黒柱やオリジナルの建具などに表れている。床には国産のヒノキを使用。白っぽい明るさのある木目は穏やかな印象で、耐久性も優れている点が気に入った。
 建物は新しくなったが、リビング越しの庭の眺めはこれまでと変わらない。夏にはまた、たくさんの親戚が集まることができたという。「私たち姉妹が育ち、子どもたちも親しんだ家を生かせてよかった」。Rさんはしみじみ思うのだ。

DATA
床材無垢(桧、竹、ヒバ)
内壁材紙クロス
屋根材ガルバリウム鋼板
外壁材木材(スギ)

設計・施工 / 有限会社大建 | 竣工 / 2024/2 | 構造・工法・規模 / 木造軸組工法・2階建 | 敷地面積 / 594.12㎡(179.72坪)|床面積 /141.11㎡(42.60坪)/ 1階 99.33㎡(30.00坪)、2階 18.49㎡(5.58坪)、インナーガレージ 23.29㎡(7.03坪)

暖房設備 / 薪ストーブ(LEDA製)| 給湯設備 / エコジョーズ(ガス) | バス / TOTO サザナ | トイレ / TOTO GG1 | キッチン / TOTO ミッテ | 調理設備 / ガス | 窓仕様 / 樹脂サッシLow-E ペアガラス | 断熱材/ 吹付ウレタン | 換気システム / 第3種換気 | UA値╱0.46W/㎡K 

建築総工費 / 3,300万円台
坪単価 / 75~80万円