〝雁木〟のある住まいで 上質で住みやすいシンプルライフを
アプローチ沿いに長い庇がかかった空間が玄関まで続く。「雁木造りと言います」とコーラリーの菊地さん。雁木とは、主に東北や信越地方など雪の深い地域で、軒から庇を長く突き出して道を覆い、積雪があっても生活路が確保できるようにした、雪国ならではの町家建築の様式の一つ。雪だけでなく雨や日差しなども遮る、アーケードのような役割を果たす。
長年仙台を拠点にしてきたKさん夫妻。妻のYさんは、出身地である秋田に住まいを持ちたいという思いをずっと温めてきた。念願の新居はYさんの弟の敷地の一部に建てられた。雁木のあるアプローチ部分は、二世帯の共有スペースでもあるのだ。「冬の雪かきが大変だと弟もこぼしていましたので、雁木があるとお互いに生活が楽になるかと思って」とYさんは言う。重々しいイメージもある雁木が、北欧型健康住宅を標榜するコーラリーの手にかかると、堅牢ながら明るく快適な半屋外空間に仕上がっている。大きな窓の外に見える雁木の軒下空間は、どんな季節も穏やかに暮らしていけるK邸の象徴的なスペースとなった。〝雁木〟のある住まいで上質で住みやすいシンプルライフを「秋田に帰省するたびに、コーラリーのモデルハウスに見学に行っていました」とYさん。暖かくて木の香りがする自然素材の家づくりに引かれたという。時は流れ、最初のモデルハウス見学から実に12年が経ってから夢に見た生まれ故郷・秋田での一戸建てを手に入れた。
「私、〝窓好き〞なんです」と笑うYさんの希望に沿い、室内にはたくさんの窓が切られ、明るく開放的な空間が広がっている。「私が寒がりなので、室内にはパネルヒーターを採用しました」とKさん。「コーラリーの住まいの暖かさはモデルハウスで十分体感していますので、安心して任せられました」と話す。
「夫婦二人暮らしなので、シンプルな暮らしで十分」と口を揃えるKさん夫妻。「無垢の木の床や塗り壁など、素材の上質さが満足度を高めてくれているのかも」と笑顔を見せるのだった。
DATA
| 床材 | 無垢(パイン) |
|---|---|
| 内壁材 | ケンコート |
| 屋根材 | ガルバリウム鋼板 |
| 外壁材 | ガルバリウム鋼板 |
設計 /阿部まさみ建築設計事務所 | 施工 / 有限会社 菊地建業 | 竣工 / 2023/10 | 構造・工法・規模 / 木造軸組工法・2階建 | 敷地面積 / 161.97㎡(48.99坪)|床面積 / 115.84(35.04坪)/ 1階 54.07㎡(16.36坪) 1 階 33.05㎡(9.99坪)インナーガレージ 28.72㎡(8.69坪)
暖房設備 / エアコン(電気)、パネルヒーター| 給湯設備 / エコキュート(電気) | バス / TOTO サザナ | トイレ / TOTO GG1、TOTO GG2 | キッチン / TOTO ザ・クラッソ | 調理設備 / IH | 窓仕様/ 樹脂サッシLow-Eペアガラス | 断熱材 / グラスウール | 換気システム / 第3種換気 | UA値╱0.36W/㎡K
建築総工費 / 2,600万円台
坪単価 / 55~60万円




















