平屋のライフスタイルに 趣味とゆとりの空間をプラス

　玄関から続く土間の先に、薪ストーブの炎が揺れている。平日の夜や週末、薪をくべながらくつろぐのがSさんの新たな楽しみとなった。「炎ってずっと見ていても飽きないものですね」とSさん。薪ストーブのある生活を楽しんでいる様子だ。
　中古住宅を購入して住んでいたSさん家族は、建て替えを検討するなかで建築工房Answer に出合った。何棟か見学したうちで最も自分たちの暮らしに合うと感じたのが、当時モデルハウスとして公開されていた〝平屋暮らしが叶う木の家STAGE NEXT〞だった。木をはじめとした自然素材での家づくり、主寝室を一階の水回り近くに配置し、夫婦の基本的な生活がワンフロアで完結するプランに共感。同じプランでの建て替えを検討したが、モデルハウスの立地もよかったため購入を打診したという。「大切に暮らしてもらえる人になら喜んでお譲りしたい」と、同社代表の田中さんも承諾した。　
〝平屋暮らしが叶う木の家〞には「同じ間取り、仕様で建てたい」とSさんが思ったポイントが他にもある。木製トリプルの窓、あえて壁付けにして独立作業台を配置することで使い勝手をよくしたキッチン、スペースを別にして家族の動線を分けた洗面と脱衣、収納場所を集中させてすっきりと収めた大容量のパントリーやファミリークローゼット、先回りして考えられた造作家具。それぞれ「あったらいいな」という漠然とした思いが形になっていたという。「実際に暮らしてみて、心地良さ、使い勝手の良さを実感します」とSさんは話す。
　「何といっても、大きな窓のある明るい空間が気に入っています。子どもたちが帰ってくる様子がリビングから見えて、室内にいながら外とのつながりを感じられるのもいいんですよね」と妻のHさん。家の中と外を大きな窓や土間、デッキが自然につないでくれる。デッキではBBQもお手の物だ。「これからは、友人を招いてホームパーティーをするなど、自宅を開放して交流を楽しみたいですね」とSさん夫妻は笑顔で語った。