WORKS JUU掲載の施工事例

CASE312 アベ建 / G邸

無垢と和室が落ち着きをもたらす 木の住まい

暮らしの中心となるリビングを、表情豊かな無垢材が四方から包み込む。
天井と腰壁には秋田スギ、床には西南ザクラ、テレビボードにはケヤキを採用。現しの梁と美しいスギ板張りが、
LDK全体の奥行きを演出する。南側の採光と木の温かみが相まって、時がゆったりと進むような落ち着きが感じられる。
 LDKの北側につづくのは、Gさん夫妻の希望であった4畳半の和室だ。
「子どものいる友人から子育て中に和室があると何かと便利だよとアドバイスをもらいました」とGさん。
子どものお昼寝やおむつ替えのスペースとして使えるのはもちろん、
近くに住む両親との同居も見すえて、一番に挙げた希望だったそう。
アベ建の職人技により格天井や雪見障子など日本の伝統美が息づくくつろぎの空間が生まれた。
 アパート暮らしだった頃から、いずれは自分たちの家を建てたいという思いがあったというGさん夫妻だが、
依頼をするならアベ建にと当初から考えていたとのこと。
「地元のビルダーであり、過去に両親が営む食堂のリフォームを担当してくださった縁もあり、
安心してお任せできると思いました」とGさん。無垢と和室が落ち着きをもたらす木の住まい
間取りに関しては、アベ建が長年に渡り蓄積してきた知識や経験のもと、住みやすさを重視したプランを提案。
水回りを1階の北側へまとめて配置し、リビングからすべての部屋につながるようにすることで、
行き来のしやすさと開放感を叶える空間に。玄関やキッチンの造作建具で収納量を十分に確保しながら、
できる限り1階で暮らしが完結できるような住まいとなっている。
温熱環境は1階のエアコンのみで家全体が暖まるほどで、内覧会でお互いの両親や親戚が新居を初めて訪れた際、
冬場とは思えない暖かさにみんなが感動していたとのこと。「このリビングに家族や友達を呼んで、
みんなで楽しく過ごせたらと思います」と笑顔で話す妻のSさん。木質感あふれる空間には居心地のよさと、
これからの楽しみが広がっていた。

DATA
床材無垢(西南ザクラ)、
フロアタイル
内壁材塗り壁(ジョリパット)、
ビニールクロス
屋根材ガルバリウム鋼板
外壁材ガルバリウム鋼板

設計・施工 / 有限会社アベ建|竣工 / 2022/1|構造・工法・規模 / 木造軸組工法・2階建 | 敷地面積 / 222.75㎡(67.4坪)|床面積 / 104.33㎡(31.5坪)/ 1階 57.96㎡(17.5坪)2階 46.37㎡(14.0坪)

暖房設備 / ヒートポンプエアコン(電気)| 給湯設備 / エコキュート(電気)| バス / TOTO サザナS | トイレ / TOTO ピュアレストQR | キッチン / タカラスタンダード リフィット | 調理設備 / IH | 窓仕様 / 樹脂サッシペアガラス | 断熱材 / 吹付ウレタン | 換気システム / 第3種換気

建築総工費 / 1,900万円台
坪単価 / 60~65万円