無垢材で生まれ変わった 自然と共に暮らす木の家

　里山をイメージして作庭した「里庭」や、リビングを囲むように配置したＬ字型のウッドデッキが特徴的なS邸は、築25年の中古住宅を自然素材や無垢材をふんだんに使用した無垢材リノベーション住宅だ。
　母親との同居を機会に住み替えを検討していたＳさんは「木の家が好きで、大建さんに相談していたら、タイミングよくこの自然環境の豊かな中古住宅に出合いました。建物を調べていただいたら、状態が良かったので無垢材リノベーションプランを選択しました。大建さんのつくる庭も好きだったので、荒れ放題だった庭も一緒にお願いしました」と家づくりを振り返る。
　自然を愛するSさんのかねてからの念願だったというウッドデッキが、庭と室内空間を穏やかにつなぐ。長めにかけられた下屋庇はカーポートから濡れないで家に入れるように増設したもので、軒下の空間にもう一つの家族の居場所を作り出す。
　「住宅の性能や間取りはもちろんのこと、家の外環境にも目を向けてくれる提案は大建さんならでは。私たちもあらためて、『自分たちの暮らし方』について大切な事をたくさん気づかせてもらいました」とＳさんは満足げだ。