小さな敷地を有効活用する 広々暮らす工夫に富んだ家

　1階にビルトインガレージ、2階に明るく広々としたリビング・ダイニング・キッチンを配したI邸。敷地面積44坪ながら、設計の工夫によってビルトインガレージに2台、さらに家の前に最大3台、計5台分の駐車スペースがある。
　2年ほどアパートに住んでいたIさん家族だが、近所にモデルハウスができたと聞き、妻のHさんは好奇心から見学を思い立ったという。もともと好みは木の家。ガルバリウムの外観はシャープな印象で、好みとは違うタイプの家だろうと思いながら中に入った。
　「玄関に入った瞬間、衝撃を受けました。だって中は私の好みそのもの。外と中のギャップにやられて一目惚れでした」とHさん。木をふんだんに使った空間、漆喰の壁など自然素材の心地良さ、たっぷりの収納、高気密・高断熱の快適さ…。見れば見るほどドリームビルドの提案、姿勢に魅了され、家族に相談。家族も気に入ってくれて購入を決めた。
　寝室と浴室は1階、リビング・ダイニング・キッチンは2階という暮らしは「とても快適」とHさん。「リビング・ダイニング・キッチンは道路側の目線を気にせず、景色を眺めながらゆっくり過ごせます。1階で水を使いたい時は、浴室・洗面室があるので2階がキッチンでも困りません」。
　鳥海山や市内の花火大会が見渡せるルーフバルコニーもお気に入りの場所。天気がいい日は、家族そろってバルコニーで朝食をとることもある。「暮らして2年が経ちましたが思いは増すばかりで、この家が本当に好き。この家で過ごす時間が一番幸せ。外に出かけても早く家に帰りたくなっちゃう（Hさん）」。弾む声に喜びがあふれていた。