大きなリビングを中心に 「ちょうどの暮らし」を追求
「30坪の家」とコンパクトさをうたった住宅ながら、LDKは約20帖の吹き抜け空間の広さに驚く。南側の1、2階部分の角にそれぞれ窓を設置し、日差しと暖かさを室内に導き入れる。「ぜひともほしかった吹き抜けができたのも、住宅性能の高さという安心感があったからこそです」と、Sさん夫妻は振り返る。
Sさんは当初から住宅性能を重視しており、具体的な数値を出しているところに絞ってビルダーを探したという。「SKホームでは社長のお宅を見学させてもらうことができました。よかったのは住み心地など、実際のイメージがつかめたことです」と振り返る。断熱性能の確保に加え、20帖のLDK、短い生活動線といった要望を伝えて建築を依頼した。
要望に沿って大まかな部分を決めた後は、間取りについてはもっぱらSNSのやりとりで進めた。画像をその都度やり取りできることがメリットで、おかげで対面での打ち合わせの回数が少なくて済んだ。
一方、対面の打ち合わせの際に設計の斎藤さんが力を入れたのは、木材など本物を使うことだった。「本物の素材には、見た目だけではない良さがあるのです」と説明し、サンプルで色調や風合いを実感してもらった。「提案してもらった中で特に気に入っているのが、秋田スギを使ったキッチンの格子天井です」とSさんたちは満足そう。毎日眺めていて飽きることがないという。格子のモチーフは各所に配され、この家のデザインのポイントにもなっている。
1階に生活の機能を集約したおかげで家事効率が上がった。「間取りと動線に無駄がなく余裕ができました。以前より家族で過ごす時間が増えたと思います」と妻のMさん。Sさんは「#小さな家の暮らし」をSNSで発信するなどして家づくりの過程を公開し、フォロワーとの交流も楽しんでいる。
DATA
| 床材 | 無垢(ナラ)、 複層ビニル床シート |
|---|---|
| 内壁材 | ビニールクロス、 秋田杉 |
| 屋根材 | ガルバリウム鋼板 |
| 外壁材 | 金属系サイディング |
設計・施工 / 有限会社SKホーム |竣工 / 2023/7 |構造・工法・規模 / 木造軸組工法・2階建 | 敷地面積 / 263.45㎡(79.69坪)|床面積 / 0㎡(0坪) / 1階 0㎡(0坪) 2階 0㎡(0坪)
暖房設備 / エアコン(電気)| 給湯設備 / エコキュート(電気) | バス / TOTO サザナ | トイレ / TOTO ネオレスト RS | キッチン / TOTO クラッソ | 調理設備 / IH | 窓仕様 / 樹脂サッシLow-Eトリプルガラス | 断熱材 / グラスウール、フェノールフォーム、XPS( 押出ポリスチレン)| 換気システム / 第3種換気 | 耐震等級3 | UA値╱0.26W/㎡K | C値╱0.40㎠/㎡
建築総工費 / 2,300万円台
坪単価 / 80~85万円





















