毎日が春のような心地よさエネディア仕様の2.5世帯住宅

　Tさん77歳、妻のMさん70歳。家づくりのきっかけは、Mさんの介護だったという。高齢の父だけに負担を強いることはできないと、バラバラに暮らしていた兄弟が一致団結して、2.5世帯の家づくりが始まった。
　ビルダー選びは次男の妻Kさんが決めたという。友人が家づくりをした際、女性一人にも関わらず、花田社長が親身になってくれたという話を聞き、「将来、家を建てるならホワイトボックス」と決めていたそうだ。
　家事の負担を少しでも減らせるように、親夫婦と長男が暮らす1階はみんなで作業ができるアイランドキッチンに。食洗機も大容量のミーレを採用した。
　プライバシーを考慮し、夫婦はそれぞれの個室に。Мさんの部屋には介護用「ベッドサイド水洗トイレ」を設置するなど、介護する側もされる側も楽になるような間取りを花田社長が考えた。
　次男夫婦が暮らす2階。夫婦の希望だったレッドシダーの勾配天井が印象的だ。7匹のネコと暮らすための工夫も随所に詰め込まれている。
　以前の家は冬寒く、Мさんの体にはとても堪えていたそう。そこで、花田社長は北海道生まれのファース工法「365日、春の家」を提案した。一年中家のどこにいても春のような心地よさで暮らすことができるという。
　ただ、広い家だけに光熱費が心配だったＴさん。そこで秋田初となるエネディアを採用。太陽光発電と電気自動車に貯めた電力でエネルギーをまかなっている。
　約25年ぶりの家族同居はみんなが満足できる家づくりになったようだ。