夫婦好みのレトロポップを体現したどこか懐かしい家

　新築前も両親と同居していたKさん家族。子どもたちも成長し、「それぞれのプライベート空間が欲しい」と2世帯の家づくりが始まった。
　「Cさんが好きそうなビルダーがあるよ」。テクニカルマネジメントチームとの出会いは妻のCさんが同僚に勧められたことだった。施工例の雰囲気が気に入って、すぐに決めたという。「家の雰囲気って、何か一つの素材で決まるものじゃなくて、全ての素材のバランスで決まると思うんです。そのセンスの良さと、それらを全て自分たちが選べるところに魅かれました」とKさん。
　Kさん家族が暮らす2階。リビングに一歩入ると夫婦のセンスの良さがわかる。ベースカラーの白、床の木に、アクセントになる壁紙、カラフルなタイルやレトロポップな家具が気持ちよく融合している。そして、リビングと個室をつなぐ廊下に配置したフリースペースは、子どもたちのスタディコーナーとして、遊び場として大活躍。壁一面の黒板や余剰材を加工した木壁がここにしかない空間をつくりあげている。「好きなものだけで家をつくりたかった。自分らしさを出したかったんです」とCさん。
　家を建てた変化は、「友人を気軽に呼べるようになって、外で会っているのとは違う親しさを感じるようになったことでしょうか。もっと深い付き合いができるようになったような気がします」とCさん。あまり人付き合いが得意ではなかったというKさんも、沢山の人が出入りするライフスタイルを楽しんでいるそうだ。