ライフスタイルは変えずに快適性を劇的にアップ

　施主のAさんが家づくりのモデルにしたのは、マイホームを持つ前に住んでいた平家の貸家だった。「古い家でしたが、気に入っていたので、そこに15年ぐらい住んでいたんです」とAさん。住み慣れた貸家のレイアウトをもとに間取りの希望を出した。昔ながらの独立型のキッチンはすべて造作で、必要十分な機能を備えながら、価格もリーズナブル。木の風合いが杉の内装ともよく合っている。また1階でほとんどの生活が完結するのも、以前住んでいた平家でメリットを感じていた点である。
　以前の貸家は気に入っていたものの、古い家特有の寒さはやはり堪える。家づくりにおける主な希望は「暖かい家に住みたい」ということだった。打ち合わせなどのやりとりがしやすい地元のビルダーを中心に探したところ、アトリエ105に出会った。「アトリエ105が所属しているNPO法人新木造住宅技術研究協議会の高断熱を基本性能とした住宅づくりにも共感したので、ここを知ってからは他と悩むことはありませんでした」とAさん。エアコン1台で全館暖房が可能で体に負担のない暖かさ。体に馴染んだライフスタイルはそのままに、快適性が格段にアップした家が実現している。