WORKS JUU掲載の施工事例

CASE27 大建 / F邸

樹種の使い分けに技が光る無垢材にこだわった家

 「木の家に住みたい。それも本物の無垢の木の家に」というのが、Fさんの家づくりへの思いだった。大建に決めたのは「ここまで無垢材に徹底したビルダーさんはいないと思いましたし、社長さんはじめ、どのスタッフさんも知識が豊富で親切で優しく、頼りになると思ったからです」とFさんは語る。
 一口に無垢材といっても、実は樹種によって特性がある。例えば桐は昔からタンスにも使われるとおり、防虫、調湿性に優れているので収納部に適しているし、ヒバはシロアリや腐朽菌に強いため、土台に向く、といった具合だ。大建では、徹底して無垢材を使うだけでなく、木の特性を生かし、住宅の用途に応じて樹種を使い分けている。 Fさんも「木を熟知されている大建さんと一緒に家づくりができて、予想をはるかに超える良い家になりました」と仕上がり、住み心地ともに満足の様子。「初めは凹みやキズが気になっていましたが、そのままでも味であると思えばまったく気にならなくなりました。冬でもスリッパは履かず、裸足で過ごせています」と話す。
 大建は「家は売るものではなくて一緒に建てるもの」というコンセプトのもと、完成内覧会はもちろん、家づくりのための勉強会や、新潟にある製材工場への見学、築10年以上の展示場での経年変化を見学するなど、多くの見学会を実施している。アドバイザーの高橋さんは「こうして家づくりに関する知識を深めていただくことで、『大建で家づくりをしてよかった』とお客様に納得していただき、末長く安心して暮らしていただけるように、との思いからこうした取り組みを行っています」と語る。このツアーは例年好評で、Fさんも、そういった取り組みに参加したことで、よりいっそう信頼感が増したという。
 「入居して驚いたのは、以前より熟睡できるようになったことです」とFさん。「家族でのんびりリビングにいる時間が長くなりました。それからできる限り早く家に帰るようになりましたね」とにっこり微笑んだ。

DATA
床材赤松無垢フローリング、
桐無垢フローリング(主寝室)
壁材珪藻土クロス
窓仕様アルミ樹脂複合サッシLow-Eペアガラス(防火仕様)
屋根材カラー鋼板
外壁材防火サイディング

設計・施工 / 有限会社 大建 | 竣工 / 2015/3
構造・工法・規模 / 木造・軸組工法・2階建 | 敷地面積 / 209.76㎡(約63坪) | 床面積 / 126.41㎡(約38坪) / 1階 56.18㎡(約17坪) / 2階 52.88㎡(約16坪) / ロフト 17.35㎡(約5坪)

暖房設備 / 薪ストーブ、エアコン | 給湯設備 / エコジョーズ | バス / ハウステック コキュアス | トイレ / LIXIL アメージュ | キッチン / クリナップ ラクエラ | 調理設備 / ガス

建築総工費 / 2,200万円台
坪単価 / 55~60万円